『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の新作
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』を観てきました。
今回は監督の舞台挨拶付き。
内野聖陽さん演じる真面目な税務署員と
岡田将生さん演じるイケメン天才詐欺師。
騙して、騙され、また騙し......
原作は韓国の人気ドラマだそうですが
だいぶテイストが違っています。
内野氏は脚本段階から参加して監督と何十回も打ち合わせを重ねたそうです。
コロナ前から企画は進んでいたそうですが
コロナでストップして、公開まで随分時間がかかったとか。
詐欺師の話ですが
Netflixの『地面師たち』とは種類が違って
どの年代も安心してみられる映画です。
伏線回収がお得意の上田監督。
今回も裏切りません。
脚本はもちろん、俳優陣の演技も良いですね。
序盤のオドオドした公務員の様子から
次第に腹が据わってくる内野さん演ずる熊沢。
最初は飄々として掴みどころがないのですが
その背景が見えていくにつれて、観客の心を掴んでいく岡田将生さん演ずる天才詐欺師の氷室。
終盤に向けてのドキドキと
観終わった後の清涼感?が印象的な作品でした。
桑田和子★ライフナビゲーター