一時期ロシア映画にハマっていたことがあって
帝政ロシアやスターリン時代を舞台にした作品を何本も観ていました。
特に好きだったのがニキータ・ミハルコフ監督の作品。
今回は、そのお兄さんであるアンドレイ・コンチャロフスキー監督の『親愛なる同志たちへ』を観てきました。
1962年にソ連ノボチェルカッスクという町で実際にあった虐殺事件を描いた映画です。
ソ連崩壊後の1992年まで30年間、国家によって隠蔽されていた事実。
これに向き合った82歳の監督が2019年に撮影し、すでに各国の映画祭で賞を取っているそうです。
ソ連時代の非道な行いは、他の映画でも観てきましたが
2022年4月の時点で、まさかあの時代に戻ったかのようなことになっていようとは。
映画ではスターリンの死後、フルシチョフ政権での物価高騰と食料不足が蔓延した町の様子が映しだされます。
ロシアは今後再び、あんな状態に戻っていくのだろうかと思いながら観ていました。
科学が発達し、未来は今よりも良いものになっていく
と多くの人が信じていたけれど
それは自動的になるものではなかったという現実を突きつけられています。
歴史の大きな分かれ目に私たちは立っているのだと思います。
桑田和子★ライフナビゲーター
【オンラインサロン】
桑田和子のオンラインコミュニティ『システムDクラブ』 月額4320円
情報キュレイター桑田和子の【システムDクラブLITE(ライト)】 月額1080円
【セミナー・講座】
開催可能なエスモーズセミナー・一覧構造心理学コース | 構造心理学オンライン6回コース
新月と満月の前に無料のメルマガも発行しています