25日のNY株式相場は大幅下落。
この2カ月の中で、最大の下げ。
米商務省が25日発表した8月の
耐久財受注は予想通りだったが、
ロシアがウクライナに対し
債務不履行を起こす懸念が高まり、
ウクライナ情勢の緊迫化が
強まったことや、テクノロジー
関連株の大幅下落も売りの
材料となったよう。
ダウ平均は、
前営業日比264.26ドル安の、
16945.80ドルで終了。
NASDAQは、
前営業日比88.47ポイント安の、
4466.75ポイントで終了。
S&P500は、
前営業日比32.31ポイント安の、
1965.99ポイントで終了。
25日NY外為市場では、
ドル・円は、
109円33銭から108円51銭まで
下落し108円74銭で引け。
塩崎厚生労働相が年金積立金
管理運用独立行政法人改革案の
提出を急がない方針を示したほか、
株安に連れて円の買戻しが強まった。
他、予想を下振れた米サービス業PMI、
ロックハート・アトランタ連銀総裁が
最近のドル高が景気に与える影響に
言及したことがドル売り要因になった。
ユーロ・ドルは、
1.2710ドルから1.2765ドルへ上昇し
1.2750ドルで引け。
予想を下振れた耐久財受注や
新規失業保険申請件数の増加を
受けた米国債券利回りの低下に
伴うドル売りが強まった。
ただ、関係筋がイタリアは2014年の
成長見通しをマイナスに下方修正する
可能性を指摘したことなどを背景に
ユーロ売は根強く、上値は限られた。
ユーロ・円は、
139円00銭から138円44銭へ下落。
ポンド・ドルは、
1.6277ドルから1.6342ドルへ上昇。
ドル・スイスは、
0.9501フランから0.9452フランへ下落。
安全通貨としての
スイスフラン買いが強まった。
25日のNY先物取引市場では・・・
NY原油先物は、軒並み下落。
終値の前営業日比は、期近２限月が
0.29～0.27ドル安、
その他の限月は0.24～0.14ドル安。
NY金先物は、反発。
終値の前日比は、1.5～2.6ドル高、
中心限月の12月限が2.4ドル高。
NY銀先物は、大幅続落。
終値の前日比は、26.4～25.4セント安、
中心限月の12月限が26.4セント安。
NYプラチナ先物は続落。
終値の前日比は、5.3～5.2ドル安、
中心限月の10月限は5.2ドル安。
NYパラジウム先物は、急反落。
終値の前日比は、17.40～17.30ドル安、
中心限月の12月限は17.30ドル安。
NY粗糖先物は、期先除き続伸。
終値の前日比は、期近２限月が
0.08～0.18セント高、
その他の限月は、
0.03セント安～0.12セント高。
NY大豆先物は、期近が急反落。
終値の前日比は、
14.00～7.75セント安、
中心限月の11月限は14.00セント安。
NYコーン先物は、急反落。
終値の前日比は、3.50～0.50セント安、
中心限月12月限は3.50セント安。
▼本日注目度の高い経済指標▼
国連・第69回総会（30日まで）
08:30 日・8月全国CPI
★★★（前年比）（前回 +3.4％、
予想 +3.3％、結果 +3.3％）
08:30 日・8月全国CPI
★★★（除生鮮）
（前年比）（前回 +3.3％、
予想 +3.2％、結果 +3.1％）
08:30 日・8月全国CPI
★★★（除食料・エネルギー）
（前年比）（前回 +2.3％、
予想 +2.3％、結果 +2.3％）
08:30 日・9月東京都CPI
★★★（前年比）（前回 +2.8％、
予想 +2.7％、結果 +2.9％）
08:30 日・9月東京都CPI（除生鮮）
★★★（前年比）（前回 +2.7％、
予想 +2.6％、結果 +2.6％）
08:30 日・9月東京都CPI
★★★（除食料・エネルギー）
（前年比）（前回 +2.1％、
予想 +2.1％、結果 +2.0％）
15:00 独・輸入物価指数
★★★（前月比）
（前回 -0.4％、予想 -0.2％）
15:00 独・輸入物価指数
★★★（前年比）
（前回 -1.7％、予想 -2.0％）
15:00 独・10月GFK消費者信頼感調査
★★★
（前回 8.6、予想 8.5）
21:30 米・Q2GDP
★★★★＜確報値＞（前期比年率）
（前回 +4.2％、予想 +4.6％）
21:30 米・Q2個人消費
★★★★＜確報値＞（前期比年率）
（前回 +2.5％、予想 +2.9％）
21:30 米・Q2GDP価格指数
★★★＜確報値＞（前期比）
（前回 +2.1％、予想 +2.1％）
21:30 米・Q2PCEコア・デフレータ
★★★★＜確報値＞（前期比）
（前回 +2.0％、予想 +2.0％）
22:55 米・9月ミシガン大学
消費者信頼感指数＜確報値＞
★★★★
（前回 84.6、予想 84.8）
▼本日のポイント▼
ドル円は、108.50水準がブレークなら、
下のサポートは今週の安値108.25付近が
意識されます。
ユーロドルは、調整ムードが高まっていた
ものの、今のところ自律反発の動きまでは
みせていません。
外国為替市場26日午前09時52分現在、
１ドル108円74銭前後を推移しています