もう拭えない 部屋の隅、影、埋める貴方
ただ泣き濡れて 狂気の巣、舞う、後ろ姿

完璧な目で 這わす指先で
結局は 置いていくのね?
もう狂えない 欲しかったコトバ
見えないの 一寸先さえ…

今 貴方を想い ながら 咲いて 裂いて
開く手元と比例して 遠のいていく理性
過去に締め付けられて 泣いて「なんで」
憎い痛みが 疼き 眠り落ちる

もう変われない 静寂と、夜、赤く孤独
ただ泣き濡れて 気休めの残像と一面に
狂気の巣食う、故に怖く

握り直した 刃はすでに赤く
鏡越しの自己暗示
悲劇に満ちた 愛と欲の壁
言えないの 「一瞬だけでも」

今 貴方を想い ながら 咲いて 裂いて
開く手元と比例して 遠のいていく理性
過去に締め付けられて 泣いて「なんで」
醜い痛み 涙と 崩れ落ちる

壊されていく 自制と身体
薄れない 影のために
癒えぬ傷跡に 他の影溶かす
壊れたい いっそこのまま…

今 忘れたいからなんて 泣いて「抱いて…」
今 貴方を想い ながら 咲いて「最低…?」

今…

今 貴方を想いながら 咲いて 咲いて
堕ちる不快と比例して 覗きこむ犠牲
過去に締め付けられること 選んで 泣いて
慣れた手つきで また 自分を赤く染める

今 貴方を想いながら 咲いて 裂いて
開く手元と比例して 遠のいていく理性
過去に締め付けられて 泣いて なんで
憎い痛みが 疼き 眠り落ちる