ダンス講師のフィギュアスケート鑑賞記 -34ページ目

ダンス講師のフィギュアスケート鑑賞記

フィギュアスケート五輪連覇の伝説の王者・羽生結弦選手を独自の視点で応援させていただくことを主な目的とするブログです。
フィギュアファン歴20年以上。

マーラー作曲  交響曲第5番アダージェット

 

巨匠ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」の挿入曲としても有名です。

 

13歳でこの映画を観た時は意味が理解できず、初老の男性が美少年に夢中になって破滅していく変な物語だと思っていました。

しかし不治の病気に絶望していた27歳の時に再度見直すと、完全に異なる芸術に見えたのです。

 

死への恐怖、恐怖、恐怖。

対比するかのような生命の輝き。

生命への憧れ。

おそらく生と死は、光と影のように表裏一体。

 

映画の解釈も、音楽の解釈も、人それぞれ。

 

美少年タジオを演じるのではなく、

老アッシェンバッハを演じるのでも無い、

上品で繊細な世界観を羽生さんなりの解釈で表現するのを見てみたいと思うのです。

 

そして上品なフリルをあしらったシルクの白一色のブラウスに、

顔の表情をつけずに抑制した振付にすれば、

ジャッジ受けは間違いないでしょう。

 

 

ちなみに、若き日のアイスダンスのバーチュー&モイヤー組は、この曲で2010年オリンピック金メダルを獲得しました。

 

 

オリンピック金メダリストだけが、使用が許される曲なのだと私は確信しています。

この曲を使用する資格があるのは今、羽生さんだけでしょう。