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昭和鉄道総合車両所です。
今回の話題は長野地区のダイヤ改正についてです。何回かに分けて書いていこうかと思いますのでご覧いただければ幸いです。それでは早速参りましょう。本日は篠ノ井線のお話です。
まず篠ノ井線の列車について軽く解説をします。
現在、篠ノ井線には定期旅客列車(時刻表に常に掲載されている列車)が普通列車、快速列車、特別急行列車の3種類の種別が設定されています。普通列車は各駅に停車します。快速列車の停車駅はーー、と言いたいところなのですが、篠ノ井線には1本、朝の通勤時間帯に塩尻から長野までバケモノのような走りをする快速列車が存在するのです。その快速列車に、愛称はありません。地元の鉄道ファンからはその列車番号である8523Mなどと呼ばれています。
しかし、2019年3月ダイヤ改正まで、この快速列車には愛称が付いていました。もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、そう、189系で運転されていたおはようライナーです。列車番号を引き継いだものの愛称は引き継がれませんでした。車両は211系6連となり、セミクロスかオールロングのどちらかが日替わりで充当されるというロシアンルーレットのような列車になりました。因みに189系おはようライナー時代は乗車整理券(ライナー券?)310円がかかりましたが、310円追加で払うだけで189系に乗れるのはかなりお得だったのではないかなと1度も乗らなかった私は後悔しながら思います(泣)ではここで話を現在の8523Mに戻し、停車駅を見てい見ましょう。左列の黒字が普通列車(各駅)、中左列の赤字が快速8523M、中右列の青字が通常の快速列車、右列が特急列車(特別急行列車)です。
※レは通過
時刻表本文がバグったので画像になりましたお許しください(汗)
といった具合に、一般的な快速は聖高原より先は各駅に停車しますのでほぼ区間快速のような走りをします。それに対して8523Mは村井、田沢に停車するものの、一部の特急停車駅である明科、聖高原を通過し、更に特急停車駅でありしなの鉄道線の乗り換え駅でもある篠ノ井をも通過します。さすがもとライナーであるだけあって特急並みの走りです。
しかし、2023年12月15日、JR東日本長野支社からダイヤ改正のプレスが発表されます。そこには特急信州号の時刻改正、及び「これに伴い塩尻6:57発 長野行き 臨時快速列車の運転を取りやめます。」との記載が。この臨時快速列車こそ8523Mです。8523Mはライナーのスジをそのまま引く通勤用の列車のため土休日は運休となる臨時扱いなのです。
運転取りやめ、まぁつまり廃止です。寂しくなります。理由はやはり特急信州号とスジが近くなってしまうのでしょう。ではここでスジを比べてみましょう。
※時刻は長野以外は発車時刻、長野は着時刻
※レは通過
これもバグったので画像になりましたお許しください(汗)
ということで見事に8523Mのスジに沿っていることが分かります。つまり実質の値上げです。8523Mの指定席化です。車両が特急信州号で使用されているE353系に変わり、停車駅には田沢が追加されました。
しかし、篠ノ井が停車駅から外れているのです。これはプレスに外すとの記載がありませんでした。ですがプレスの途中停車駅の欄には松本・田沢・明科のみの記載でした。ミスなのか本当に除外されてしまったのかが気になります。8523Mに沿ったのならば村井を停車駅に追加しなかった点も気になりますが全てはダイヤ改正後にならないと分かりません。
本日はここまでとなります。ご覧頂きましてのありがとうございました。次回もよろしくお願いします。



