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昭和鉄道総合車両所です。
本日は115系の話題です。
115系は1963年に0番代が製造開始され、総新製両数は実に1921両にも及び、113系編入車を含めれば1927両の大所帯の形式です。2000両近くもあれば当然形体差が出てくるわけであり、また国鉄からJR各社に引き継がれたこともあり、車両数こそ減っているものの、今尚そのレパートリーを増やし続けています。今回は、そんな115系の車内のお話になります。
※0番代など1部写真がないものもあります、、
ご了承下さい(泣)
まず初めに、115系はざっくり分けると
◇原点 0番代
◇0番代のリニューアル 300番代
◇耐寒耐雪装備、シートピッチ拡大 1000番代
◇1000番代の耐寒耐雪装備を省略 2000番代
◇117系に準じた 3000番代
以上の基本番代に加え
◇先頭車化改造車
500/550/600/650/1500/1600番代
◇低屋根モハ 800/2600番代
◇方向転換
1600(クハ115-1601のみ)/1400
◇113系編入改造車 750/2500/2600/7000番代
◇117系編入改造車 3500番代
◇高速対応改造車
5300/5500/5800/6000/6500番代
が存在しています。(いました)
※漏れがあったらごめんなさい😭
こんだけ番代があったらそりゃあ車内も変わってくるわけです。
お待たせいたしました、それでは参りましょう!!
◇0番代◇
まずは0番代です。早速写真が無く、申し訳ありませんが後述の1000番代と基本的には同じです。ただし、座席通路側上部の握り手が半円形になっています。更に、シートピッチが1000番代よりも若干狭く、座席も横幅が狭くなっています。実際通路幅は0番代その他が860mmであるのに対し、1000番代その他は640mmであり、座席が大きくなったことで通路幅が狭まっていることが分かります。因みに内装は淡緑色です。
下の画像は大糸線で使用されていたキハ52形です。シートは同型なので参考までに。
◇300番代◇
次に300番代です。基本的には0番代とは変わりませんが、握り手が角形に変更。画像は体質改善30Nが施工されたJR西日本の車両です。
↓300番代

◇1000番代◇
お次は1000番代です。現存する115系の中では現在(2023年12月)1番多い番代かと思われます。
この1000番代、なかなかの曲者でして、リニューアル前後でガラリと雰囲気や座席が変わります。
まずはリニューアル前。内装は淡緑色で変わらず、座席も似たようなものが使用されていますがシートピッチが拡大され、シートも大型のものが使用されています。画像は115系新潟車のものです。
(あの時回送列車の車内を撮影させてくださった職員の方、本当にありがとうございました😭)
そしてリニューアル後。もはや画像を見ていただいたほうが早いでしょうw
ということで↓↓ドーン

、、、、、、、、、(゜゜)
なんか明るく見えますよね
それもそのはず、内装を淡緑色から白っぽいなんとも言えない色に張り替えたのです。
更に座席も大きく変更。座面にバゲットシートのような凹みのついた、更にシート上部を大きく切り欠いた座席へと取り替えたのです。これにより座り心地は少し硬くなりましたが長時間の乗車でも疲れにくくなった、、ようです(よう分からんけど)
フカフカのリニューアル前の方が個人的には好みだったりします。
網棚交換され、風防板も扉部に設置。リンドウの絵が描かれています。これはめっちゃ好み。
因みにこのリニューアル改造は長野地区で施工されました。
そしてこれだけでは終わらない1000番代、、w
しなの鉄道に譲渡された車両の一部は、モケットが
チェック柄になりました😅更には風防板が無いという、しかもしかも内装がリニューアル前と同じ淡緑色という、、😅😅😅😅😅(なんなら網棚もそのまま、、)
どうやら座席だけ取り替えた模様ですw
いやー、だいぶ濃かったです1000番代😅w
でもまだまだ終わりませんwお次は写真が無いのですが、高崎のリニューアル車です。座席は大きく変更され、背もたれ上部に鉄パイプが通り、ヘッドレストのようなものが付いていました。内装はクリーム色となりました。
↓雑な図で大変申し訳無いのですがイメージです、w

更に更に体質改善車
転換クロスシートとされました。車内は223系などとほぼ変わりません。体質改善40N車施工は天井まで平屋根に改造されました😅画像は223系のものですがほぼ変わりません、w違うところと言えば、ドア付近の補助椅子が無い点などが挙げられます。
座席自体は同じモケット、形状のものを使用しており、居住性は格段に向上しています。
◇2000番代◇
2000番代です。2000番代は前述の通り、1000番代から耐寒耐雪装備を省略しただけの車両なので内装は特に変化しておらず、言うことはあまりないです。1000番代のリニューアル前と同じです。新潟などにリニューアルをし、モケットをフレーム上部まで張り上げ、バゲットシートのような座面に凹みのついたシートに交換された車両もいました。(また画像が無く申し訳ありません、、)
◇3000番代◇
3000番代です。3000番代はそもそも115系と呼べるかどうかも怪しい車両ですので当然内装も違いますwまず座席がベージュ調の転換クロスシート、もうやば目ですねw体質改善しないでこれですからね、走り装置が115系と同等という理由などで115系のグループに入ってしまったそうです。ドアも2扉ですから本当に115系なのかと疑いますwここも画像が無く申し訳ありません、、
その他各種派生番代についてはもとの番代と変更点はありませんので、改造の種車の番代をご覧ください☺
というわけで、かなりレパートリーがありました。
一部画像が無く大変申し訳無いのですがとりあえず座席は以上になります。(多分)
その他にも細かな差異があるとは思いますので見つけた方はコメントなどして頂けると嬉しいです。
今回はこれで以上になります。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。






