ホテル 金山エンペラー

●愛知県名古屋市中区金山●



金山駅から徒歩3分、いかにも昭和40年代の建築という感じの外観がとても特徴的である。
エントランスのタイルやレリーフも素敵です。
入り口側の外壁には、灯りを持った天使の姿が。
ここが建築されたのは1968年(昭和43年)頃で、名古屋で昭和の面影を残すホテルとしては最古だと思われる、かなり貴重なホテル。




夜は一段と門灯やステンドグラスが美しく、あやしく灯ります。


入ってすぐ天使がお出迎え。



客室パネル、全20室みたいだが、撮影時は4室しか空いていない。
平日にも関わらず開放室が少ない様。
空いていないお部屋のパネルは見えないようになっている。
お楽しみ要素だろうか?毎回空いているお部屋が少しずつ違う。


フロントでパネルのボタンを押して、エレベーター上がって、廊下を通ってお部屋に入る、都会スタイル。


ホテル 金山エンペラー

505号室 洋室


回転ベッドのお部屋!
…といっても故障中で回転はしない。
赤い絨毯、そして宮殿風の柱が重厚感を醸し出しています。
ベッドルームはゴージャスな天井の造りで、四つ角にガラスの照明、そしてベッドに合わせて、丸い鏡が埋め込まれている。
昭和40年代のお金をかけたお部屋…という雰囲気が堪らないです。
因みに1968年の回転ベッド部屋が現役なのはもうどこにもないと思われます。日本最後の回転ベッドと言えるかも知れません。

大迫力です…。



居間の様子。
しっかりお風呂はガラスになっております。


ベッドに行くには、このような2段の段差があります。

これも昭和の“演出”ですね。







名古屋にひっそり残る貴重なお部屋です。