ばあちゃんが亡くなった。
94歳 老衰でした。

8月の朝、病院から「危険な状態だ」と電話が入り家族で病院へ向かった。
病室に入ると、ばあちゃんは少し起き上がろうとし、声を少し出した。
『良かった!間に合った!!』と声を掛けた。

最近ではコロナの影響は病院では続いていて、なかなか面会をする事が出来なかった。
たまにさせて貰えてもガラス越し。久々に近くに来れた。

なんか触れたいけど恥ずかしい。
って気持ちもあったけど後悔はしないように手を繋いだ。

そういえば、ばあちゃんの手は働き者の手だった。
「農作業を沢山して来たから指が変な風に曲がってるんだ笑」
いつもばあちゃんはニコニコしながら僕に何度もこの話をして来た。
またか(笑)と思いながらも僕も何度もこの話しを聞いて来た。

家が好きだったばあちゃん。
でも年を取って、転んで足の骨折っちゃうし、少しボケちゃったし、家には居られないので施設にお願いした。
本当はたまにでも良いから大好きな家に帰してあげたかった。

 


1時間もしない間に心電図の振り幅が小さくなっていった。
こういうのって不思議なもので、最期のチカラで待っていてくれるのかな。
最期に会えて本当に良かった。
 

 

なんだろな。
病院にも入ってたし、何となく覚悟は出来てて泣かなかった。
だけどこうやって文章にして行くと思い出して泣けてくる。
この気持ちは忘れないように残しておきたいのでブログにしておこう。

 


今ってさスマホで写真も動画も撮れるじゃない
誕生日祝いとかしてさ、大好きな人とは沢山思い出残しておくと良いよ
撮っておけば良かったなぁ。が、沢山思い出振り返るから。

さて、思い出に浸りますかねー。
お疲れ様でした!