この世界。
それは、「幻獣」達と「人間」が存在する世界。
グロという少年はギルドに向かっていた。
ギルド、凶暴になりすぎ人民に被害を及ぼす幻獣を狩猟する目的で造られた。
グロは初心者ハンターだ。
まるで、右も左もわからない。
(えっとぉ。。。お、あれか)
ギルドの「依頼受付」の場所を見つけ、駆け寄る。
「あの・・・今日からハンターになったんですが依頼ないです??」
受付にいる、エルフの女性に聞いてみた。
「新人ハンターさんですね?幻獣狩猟専門学校の卒業証書は持参しましたか?」
冷静な声で受け答えする。
「あ、はい。これですよね?」
グロは女性に差し出す。
「1~2分お待ちください。会員証を発行します。なお、ランクが上がり次第、また再発行しますのでお忘れなく。」
ギルドには大きく分けて「ランク」と呼ばれるものが3段階ある。初心者ハンターのグロは「初心者級」。
ランクが上がると、さらにつよい幻獣を狩猟できるようになる。
グロがじっと待ってると、会員証が差し出された。
「なくしても再発行は認められません。依頼を今すぐ受けますか?」
「あ、はい。あの、いっっっちばん簡単なのお願いします。」
「かしこまりました。思ったよりへたれですね。では、この依頼でどうでしょうか」
一言多い・・・
依頼の内容は狩猟ではないのだが、初心者にはもってこいの依頼だった。
内容は、迷狂の森に行き、「あおきのこ」を採集することだった。
グロの装備は「太刀」と呼ばれる中の最弱ランクに属している「鉄刀Lv、2」だった。
「出発時刻は明日の午前9時。送れると取り消しとなりますので、ご注意ください。」
グロはとりあえず休むことにした。
「キノコ採るだけだったら、楽勝だろ!まぁ寝よう・・・」
次の日、制限時間120分を与えられ迷狂の森に入った。
「教科書でしか見たことなかったんだよな・・・迷い狂う森かぁ。」
確かに、そうだった。
狂うような匂い、同じような木の種類、道・・・
グロはどんどん先に入っていく。
「うっわ!なんだここ・・・」
そこは一層森が深くなっていて、凄く湿っていた。
「なんであおきのこないんだ??」
そう思っていると、先に何か見えた。
「ん?・・・」
それは非常に小さかった。
グロの膝にも身長が届いていない。
そして、そいつはマントのようなものをはおっていた
「なんだ?あれ・・・幻獣?」
そう考えていると、それが何体もの集団でこっちに向かってきていることがわかった。
「な?!こいつら・・・ヒーシだな」
ヒーシ。この幻獣は「悪魔」と呼ばれておりその身長は小さいものから見上げるほど大きなものまでイル。
「やば・・・逃げよう」
と思った瞬間、ヒーシたちが襲ってきた。
「くそ!」
太刀をふるって応戦する。
幸い戦闘向けなグロは応戦できた。
しかし。初心者級には多すぎた
「やっば・・・囲まれたジャン・・・。仕方ない。本気で逃げるか!」
音弾と呼ばれるものを取り出し、地面に投げつける。
瞬間、人間には聞こえない超音波が流れ、ヒーシたちを苦しめている。
「よっしゃ!逃げよう!」
何処まで走ったか。
多分相当走った。
「はぁ・・・はぁ・・!おって・・・!!来ないな・・・」
残り時間を確認する。
残り、30分。
あおきのこはまだ採集してない。
「早くやらなきゃな。」
さらに、森の奥へ進んだ。
すると、布のような草が崖垂れていた。
そこに、あおきのこが生えていた。
「ビンゴぉ!!」
よろこび、グロはおあきのこを採集する。
ズっ
?
グロは草が動いた気がした。
そんなはずない。
草だぜ?
しかし、そんなはずあった。
布のような草。
それは、ヒーシのマントだった。
ヒーシは身長がさまざまだった。当然、今グロの目の前にいる木のような高さのもいる。
「うそでしょ?・・・はは」
初心者級にかなう相手ではなかった。
でも、グロは戦うことにした。
負ける。
配属されたばかりなのに。
鉄刀が折れた。
武器はもう残っていない。
「一日で死ぬのかよ・・・」
そう思っていた。
そう思っていると、ヒーシの頭に1本の矢がささった。
「グぉぉぉぉおおおお!!!!」
矢がささり、ヒーシはよろめいた。
「どけぇぇぇぇぇ!!邪魔だぁぁ!」
一人・・・いや、弓使いを入れて2人、のハンターがヒーシを倒した。」
「大丈夫ですか?」
弓使いが手を貸してくれる。
「あ、ありがとうございます。なんでここにいるんですか??」
グロが聞くと、後ろからヒーシを切り殺した剣士がくる。
「中級ハンターの依頼できたんだよぉぉぉ!!わるいかぁぁぁ!!」
とりあえず、グロは黙ってほしいと思った
ー続く(かも)ー
(幻獣ファイル)
ヒーシ:大きさ・・・非常に小さいものから見上げるような巨人までさまざま
特徴・・・・・まぶたがなく、ひげもない
衣服・・・・・着古したぼろぼろのマントを頭からはおっている
弱点・・・・・人が耕した土地