家の中でいちばん外の影響を受けやすい場所があります。

それが玄関です。


外から持ち込まれる空気、疲れ、人の気配。

それらはまず足元から入ってきます。

だからこそ、たたきや下駄箱の下の段は特に汚れが溜まりやすく、空気も重くなりやすい場所になります。


最初にやってほしいのは、下駄箱の中を一度すべて出すことです。

棚を拭き、靴の裏も軽く拭いてください。

靴は一日中、いろいろな場所を歩き回っています。

目には見えなくても、埃や湿気をたくさん抱え込んでいます。


全部出して並べてみると、長く履いていない靴が必ず見つかるはずです。

いつか使うかもしれないと思って置いてある靴ほど、空間を重くします。

役目を終えた靴は感謝して手放しましょう。

それだけで玄関の空気は驚くほど軽くなります。


片づけが終わったら、最後に香りを整えます。

好きな香りでかまいませんが、落ち着いた香りは空間を静かに整えてくれます。

香りが広がると、こもっていた空気が動き始め、玄関全体が柔らかくなります。


玄関は家の入り口であると同時に、流れの入り口です。

足元を整え、不要なものを減らし、空気を入れ替える。

それだけのことで、家の雰囲気は大きく変わります。


まずは下駄箱から。

今日、少しだけ時間をとって整えてみてください。


運気を一番下げる習慣は何でしょうか。

運を上げたいと考えたとき、多くの人は新しいことを始めようとします。開運の行動、良い習慣、前向きな思考。もちろん大切ですが、その前にやるべきことがあります。


自分の運気を悪くしている習慣をやめることです。


悪口の輪に入らない。

愚痴や泣き言を言い続けない。

誰かを否定する会話を楽しみにしない。

そして、必要以上に不機嫌でいないこと。


掃除をしてきれいにするというより、不幸になる原因を一つずつ取り除く感覚に近いものです。必要なものを残し、それ以外を手放すように、運を下げる言動を減らしていくのです。


運のいい人と悪い人には、はっきりとした違いがあります。

特別な能力の差ではありません。日々の言動の差です。


運のいい人は、運が巡りやすい行動を積み重ねています。

運の悪い人は、運が遠ざかる行動を習慣にしています。


ある調査では、自他ともに運がいいと認められている人と、運が悪いと認められている人の生活習慣を比較した結果が出ています。その中で最も大きな差として現れたのが、不機嫌の頻度でした。


常に不機嫌で周囲の空気を重くする人は、運が巡りにくい。

これが最も顕著な特徴だったのです。


不機嫌は強力に運気を下げます。

人は思い通りにならないとき、自然と機嫌を崩します。これは避けられません。完璧に機嫌よく生きる人はいません。


大切なのは、不機嫌にならないことではありません。

不機嫌でいる時間を短くすることです。


怒ってもいい。

感情が出てもいい。

ただ、その状態に居続けないこと。


機嫌は周囲の空気を変えます。

空気は人の流れを変えます。

人の流れは、運の流れを変えます。


運を良くしたいなら、何かを足す前に減らすこと。

まずは、自分の不機嫌に気づき、そこから離れる時間を少しずつ早めていきましょう。

それだけで、流れは静かに変わり始めます。


運のいい人に、悪い人はいない。

これは長く人を見てきて感じる、とてもシンプルな法則です。


成功している人に話を聞くと、必ずと言っていいほど

自分は運が良かった

という言葉が出てきます。

努力の話や才能の話の前に、まず運の話が出るのです。


では、運とは何でしょうか。

偶然でしょうか。

それとも生まれつきでしょうか。


確かに偶然の要素もあります。

しかし長く観察すると、運の良し悪しはその人の行いと深く結びついています。


世の中には悪運が強いという言葉があります。

あの人は悪運が強い

そう言われる人がいます。

事故に遭っても助かる。

問題を起こしてもなぜか逃げ切る。

何度も危ない橋を渡っているのに、生き延びる人です。


けれど、この言葉は褒め言葉ではありません。

いい人に対して使われることはまずありません。

かろうじて持ちこたえているだけで、根本の流れが良いわけではないからです。


悪い行いの中で助かることはあります。

しかしそれは運に守られているのではなく、順番が後ろに回っているだけです。

巡りが遅れているだけで、なくなったわけではありません。


運には巡りがあります。

回数と速さがあります。

いい行いを重ねる人は、巡ってくる回数が多く、巡りも早い。

悪い行いを続ける人は、巡りが少なく、巡りも遅くなります。


たとえば同じ過ちをしても、すぐに結果が返る人と、時間が経ってから返る人がいます。

逃げ切れたように見えても、流れそのものが変わったわけではありません。

積み重ねたものは、必ずどこかで形になります。


人は短い時間で判断しがちです。

今うまくいっているかどうかで運を測ろうとします。

しかし運は、長い時間の中で整っていくものです。


いい行いを続ける人は、最初は目立った変化がなくても、徐々に人に恵まれ、機会に恵まれ、助けに恵まれます。

困ったときに支えが現れ、選択に迷ったときに道が開けるようになります。


一方で悪い行いを重ねる人は、一時的に得をしたように見えても、関係が薄れ、信用が減り、選択肢が狭くなっていきます。

流れが細くなり、いずれ止まります。


結局のところ、運とは偶然の連続ではなく、行いの積み重ねです。

目に見えない貯金のようなもので、少しずつ蓄えられ、少しずつ使われていきます。


長い目で見ると、いい人ほど運が良くなります。

急に変わるのではなく、静かに確実に変わっていきます。

そして気づいたときには、周りから

あの人は運がいい

そう言われるようになるのです。