松花堂昭乗研究所です
4月8日(土)の午後、平成29年度、4月定例講座を開催しました。
当日は暖かな雨模様でした。
松花堂昭乗研究所の活動は、今年の秋、まる8年目を迎えます。
10年続けてゆくことを目標に、本年度も続けてまいります。
よろしくお願いいたします。
さて前半は、昭乗さん式部卿時代の「正月十六日」付の書状。
宛所は「児傳兵」とあります。
前回よんだ昭乗に続く時期のものと想像されます。
追而書から、「児傳兵」は筆道修行に精進している様子がうかがわれます。
昭乗さんに清書をみてもらっているようです。
昭乗さん、
「見事ですね。かなり筆道の奥深いところも理解されていますね!」
と、絶賛です。
褒められると、ひとは上達するのですよね、きっと。
後半では、「八雲御抄」(仮)をよみ進めました。
内容的には冬の風物が続き、それぞれに「付合」となる語が付されます。
このテキストを読んでいると、連歌や俳諧の季寄せなんだろうと感じられます。
ただ、全巻揃った本ではないので、全体像ははっきりしません。
もう少し読み進めたいと思っております。
来月もよろしくお願いいたします