こんにちは
松花堂昭乗研究所です
12月10日(土)午後、本年最後の定例講座を開催しました。
寒いですね。秋から冬へと季節は移ろいます。
前半は、松花堂昭乗ほか書状巻の第7通目をよみました。
あて先となる人物は、第5通目にもありました「前木工助様」。
差出人は、「中村久太郎」です。
中村久太郎さん? あっ、お向かいの中村さんの?
おじさん? 息子さん?
なんとなく、親近感の感じられるお名前ですが、
実は、あの、久越さんの息子です。
はじめまして。
父に劣らず書に秀でたと伝えられますが、久太郎さんの書ってそんなに知られてないです。
そう、今後も注目しましょう!
内容は、木工助が上京の折には、何かの「見物」に行くことが決まってるようで、
具体的に決まったら、知らせくださいね。
というものでした。楽しそうです。
木工助から贈られた「刺鯖」のお礼も、ねんごろに認められていました。
おいしそうです。
次回はいよいよ第8通目をよみます。
後半は「八雲御抄」です。
今回の担当はOさんです。
こちらも、想像力と読解力を働かせながら、読み進めます。
秋の部の終盤。
野辺のうら枯れ、椎、栗・・・
連ねられた四季の詞に「こうして秋は更けて冬になるのね」と共感しました。
Oさん、ありがとうございました。実は、次回も引き続きご担当をお願いしています。
。どうぞ、よろしくお願いいたします。
次回は、平成29年1月14日(土)の定例講座始めとなります。
本年も一年、誠にありがとうございました。
来年もどうか、お願い申し上げます。
松花堂美術館では、国宝指定記念特別展「石清水八幡宮をめぐる8つのエピソード」
がいよいよ明日12月11日(日)にて終了いたします。
もうおわっちゃうの?
そうなんですよ。
でもまだ明日がありますので、どうか、お見逃しなく!