松花堂庭園の梅も見頃を迎え、春の気配が感じられる時期となりました。
松花堂昭乗研究所の定例講座は、第3回目を開催しました。
「百人一首色紙帖」中の歌は1首ずつ1枚の色紙形に書かれていますが、色紙形の料紙の意匠は、それぞれ違います。
例えば第10首目の蝉丸和歌の料紙の場合、何気なく見ていると見過ごしてしまいそうですが、愛らしい杉菜と土筆が描かれています。料紙の意匠と昭乗の和歌書のバランスも、「百人一首色紙帖」をよむ楽しみのひとつです。
次回の定例講座にあたる3月20日(土)は特別講座として、松花堂昭乗研究者の山口恭子氏を講師として、お迎えします。
一般聴講も歓迎ですので、皆さんお誘い合わせのうえ、お越しくださいませ。
平成22年2月20日(土) 午後1時30分~3時
於 松花堂美術館 講習室