プロモーション戦略のAISASモデルに応用できないかと
イノベーション普及過程論を読む。
難しいが面白い内容です。
途中までのメモ。


■イノベーション普及過程の要素
1.イノベーション
イノベーションの基本的側面は新しさ。同時に不確実性をもたらす特性がある。顧客が予想する結果についての不確実性を減少させる情報が必要である。

2.採用の単位
個人、組織、また年齢、教育、社会や経済的特性、コスモポライト性、メディア接触、企業規模など様々。単位ごとにKBFが違う。

3.コミュニケーション・チャネル
不確実性を減少させる為のコミュニケーションが重要。情報の貯蔵は採用や不採用の意思決定や使用行動、使用経験を通じて進捗する。
採用者が持っている情報を不採用者とのコミュニケーションによって伝達、発展させる必要がある。

4.時間
普及過程の時間次元は三通り。
・イノベーション決定過程
知識→態度→決定→確信
・イノベイティブネス
イノベーター→初期少数採用者→前期多数採用者→後期多数採用者→採用遅延者
・普及速度
S字型の採用者曲線か釣り鐘型の採用者曲線

5.社会システム
社会システムの社会構造、コミュニケーション構造、コミュニケーション・ネットワーク、規範などの影響がある。


■イノベーションの普及速度を従属変数とする研究
5つに分類できるイノベーション
・相対的有利性
代替するアイデアより良いと知覚されたもの。
普及速度は有利性と正の相関を持つ

・両立的
イノベーションが潜在的採用者の価値、過去経験、欲求と一致する。
普及速度は正の相関を持つ

・複雑性
イノベーションが理解したり使用することが相対的に難しい。
普及速度は負の相関を持つ

・試行可能性
不確実性を減少させる為の情報を獲得する重要な方法
普及速度は正の相関を持つ

・観察可能性
イノベーションの結果が他の人々に見える度合い。
普及速度は正の相関を持つ


続く、、、



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