先日、県外の知り合いの方が近くの札所をお参りすると聞き、

お接待も兼ねて、

途中のお寺でご一緒にお参りさせて頂きました。

「どうぞ、導師を」

と言われたので、いつものように

開経偈から回向文まであげると、

「実は今まで私たちは、

朝一番のお寺で開経偈からあげているので、

その後のお寺は、開経偈からはあげず、

自由なお参りをしてます。

無理をせず、楽しくお参りするのが一番ですから。

そういうふうに、親しくしているお寺のご僧侶から

教わりました。」と言われました。

お参りの仕方は、人それぞれですし、

まずはお参りして、手を合わせることが一番だと

私も思います。

いいですね、そういう余裕のある楽しいお参りも。

 

でも、私は欲があるのでしょうか。

せっかく、時間とお金をかけているのだから、

一ヶ寺一ヶ寺開経偈から回向文まで、

本堂と大師堂できっちりあげております。

 

 ある夏の暑い日、

一人の歩き遍路のご僧侶の方が、

本堂の前で、流れる汗もぬぐわず、

一心不乱に理趣経をあげているのを見つけました。

あまりにも気になったので、

お接待のお茶をもって、

お経が終わるのを待ちました。

私はご僧侶より、遠く東海地方から来られたこと、

また歩き遍路をしながら、

一ヶ寺ごと、理趣経をお唱えしているとお聞きしました。

 

清々しいお顔で、お茶のお礼と、

一言書いた納め札を頂きました。

良いご縁に感謝。合掌

 

 

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