皆さん、こんにちは。
行政書士試験分析家 上澤です。
以前までで行政書士試験の全体像を把握してきました。
ここで、今度はいよいよ科目別勉強法を公開いたします。
注意) 最初に申し上げますが、僕は「出し惜しみ癖」があります。…タチが悪いですよね・・・(笑)
という事で今回は、憲法と行政法について公開します。ちなみにこの二つの勉強法・・・実は〇〇な
特徴があります。 という事で続きは本文をどうぞ♪
◎憲法◎
憲法は「5肢択一で5問、多肢択一で一問(約8点分)」問われます。
まず、憲法は人権・統治と大きく分けて二つに分かれています。
「人権」の範囲でのポイントはずばり「判例」に尽きます。
判例の中身を深くまで知る必要はなく、そもそもの事件の趣旨、そして憲
法上何が問題なのか?
そして結論として合憲なのか?違憲なのか?という点に着目します。
そして後者の統治に関しては実質「暗記作業」と言えます。
どの機関での話しなのか?(内閣・裁判所・国会など)機関によって何
が違うのか?逆に似た面は何なのか?
さらに、数字がたくさん出てきます。(例 ~の法律を通すには3分の2以
上の可決が必要である。)これらを丹念に覚える必要があります。
また、一問は「学説問題」」が問われる傾向が高まっています。
この学説問題に関しては、知らなかったらもう解く事は運頼みになるわけで
す。
深く勉強している人は別ですが、あえて捨て問と考えてしまっても良いかも
しれません。
一問を解くために、多数の学説をフォローする時間があったら、むしろ覚え
るべき事は他にたくさんあるのですから。
◎行政法◎
行政法は「5肢択一問題で19問、記述式で1問(20点分)、多肢択一で2問(8点分)」問われます。
行政書士試験に合格するためには避けて通る事の出来ない道と言えます。
行政法は大きく分けて5つに分けられます。通則法・行政手続法・行政不服
審査法・行政事件訴訟法・地方自治法です。
この内最も重要なのが手続法・審査法・訴訟法の3つです。この法律は
それぞれ似通った部分も多く、よく比較問題(横断問題)として問われる事
も多いです。
また、憲法の統治部分を覚える要領と似た物があり、ある程度暗記する必要
が出てきます。
逆に地方自治法は5問問われますが、内容量が豊富で全部をカバーするの
は、ほぼ不可能です。よって過去問の知識を中心に、ピンポイントで覚えて
いく事になるかと思います。
◎通則法に関しては国家賠償法やそもそもの行政法における言葉の定義を問われます
が、重要度はそこまで高いとは言えません。
さて、この二つの特徴とは一体何か??
それは一言で言うならば「暗記作業」の比重が高いという事。
後ほど科目を全て紹介した後に全てのスケジューリングなども公開しますが、大事なのは・・・
暗記作業が多い=集中力の維持が難しいという事
=繰り返し反復が必要という事
の二つです。これらの特徴を踏まえた上で、後のスケジューリングが組まれていきます。
今回はあくまで、科目ごとの「マインド設定」「勉強法の基礎・ポイント」について紹介しました。
次回は「民法・会社法(諸法令)」についてご紹介致します^^
本日もどうぞ、ありがとうございました。