この記事では「ダンテコントロール」デッキについての解説をします。
サンプルとなるレシピの紹介と採用カード、簡単な回し方の解説がメインとなります。
1. デッキレシピ
2. デッキの概要
3. 採用カード解説
3-1. ルーラー
3-2. メインデッキ
3-3. 魔石デッキ
3-4. サイドデッキ
4. 回し方
5. 採用候補
6. 対策カード
7. 対面時の立ち回り
8. 最後に
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新たなEXルールを獲得したことによりデメリットを踏み倒せるベリアル、ベアトリスを強く使うコントロール。ダンテの持つ神技により墓地利用にも非常に強く、ベリアルが速攻、ベアトリスがリソース勝負に強いため幅広い相手に対応できる。
採用したカードとその理由について解説します。
「Dante, Fallen Angel」
墓地や除外エリアのカードの能力をすべて失わせる神技を持つ、S4の堕天使で唯一デメリットを持たないルーラー。J面は実質ウェルギリウスです。
神技適用後にジャッジメントをすると別オブジェクトとなってしまうため神技の効果が消えてしまう点には注意しましょう。墓地メタが重要な相手にはジャッジメントせずに戦うほうが良さそうです。
「Satan's Trifecta」
S4のルーラー1体のみを使用し、デッキに多色のカードを7枚以上採用するだけで使用可能なExルール。ルミアとルーニャは反省して
Exルールや堕天使のJ/ルーラーの神技がキャンセルされなくなり、神技によりS4のルーラー2体をゲーム外から呼び出します。それらのルーラーがジャッジメントした際にはリゾネイターの破壊と1ドローのおまけつき。
サイドから呼び出すルーラーに対応したリユナイテッド持ち等もいるため、ソロでいる方が都合がいい場合を除いて早いうちに神技を利用したいカードです。
「Utnapishtim, Voiceless Sage」
ウトナピシュティム。デッキから沈黙の魔術をサーチして場に出し自己強化、正規のコストを支払ってプレイしていたならライフを回復し、そうでないならこれのコントロールが相手に移ります。レストによりディファイエントと吸魂を永続的に獲得する条件能力と、ソロモード中は自分のエンティティと呪文すべてにアンタッチャブルを付与する常時能力と、呪文をプレイしていないターンであれば呪文と条件能力のプレイを放棄する代わりにコスト無し、チェイス不可の状態でプレイできる能力を持ちます。
1ターン目にこれに沈黙の魔術をつけて相手にコントロールを渡し、リゾネイター以外の呪文に2コスト追加要求をかけるのが主な仕事。早めにExルールの能力を使いたい子のデッキにとって0コストの初動は非常に優秀です。
一応中盤以降でも吸魂とディファイエントを活かして戦闘参加もできます。
「Malevolent Abomination of Sylthmir」
アボミネイション。手札を捨てるかリゾネイターを破棄することでリゾネイターを永続強化しつつ自身がリカバーするターン1の条件能力と、墓地のカード2枚をデッキボトムに戻すことで自身に1ターン限りの飛翔付与と永続強化を与える条件能力を持ち、一度に500以上の戦闘ダメージを与えれば1ドローします。
条件を満たした状態でリカバーと合わせることで2ドローと1000点以上のダメージを与えることのできる優秀なアタッカーで、ヴァイルボーンも持つためこれ一枚でライフを削り切るようなゲーム展開も起こりえます。ターン1の方の条件能力は強化対象は自身以外でもよいので、吸魂やディファイエントによりステータス上昇の恩恵が大きいウトナピシュティムやクシエルがいるならそちらも候補となります。
「Demonic Essence of Greed」
グリードエッセンス。下面の詠唱は手札が0なら0コストでも撃てる瞬動、追憶持ちのドロー詠唱。その下面をプレイしたターンのエンド時に墓地から蘇生されるリユナイテッドを持ちます。
手札を1枚捨てることで攻守を入れ替える条件能力は何度でもプレイでき、エンド時に誘発するこのターン捨てたカードの枚数分ドローとの相性が非常に良く、手札を空にしてしまえばベアトリスの虚空や神技も使えます。もちろんアボミネイションや相手のハンデス等で捨てた枚数もカウントされ、相手ターンにも誘発するので激しく手札を入れ替えることができます。
ダンテの神技が有効な状態だと墓地から蘇生されるリユナイテッド能力(+下面の追憶)が無効化されてしまう点には気を付けましょう。
「Nyx, Mother of the Furies」
ニュクス。デッキが空の状態でのドローが勝利になる置換効果と、相手がドローフェイズ以外にカードを引くことを阻止し、各ターン最初にそれが適用されるならその時引こうとした枚数分こちらがカードを引く置換効果を持ちます。リユナイテッドではレストかウィルコストで同名カードまたはアレクトをサーチしますがあまり使いません。
カードを引き切った末での特殊勝利として、コントロールが自然に目指せる勝利手段となっています。2コストというのは重いですが相手だけドローを封じる置換効果も非常に強力なので、ドローの多い相手には着地を狙っていきたいです。
「Vergilius, Rebel against Satan」
ウェルギリウス。Jルーラーをアストラル化することでもプレイできる中コスト帯の迅速リゾネイターで、1コストで任意の対象に400ダメージ、攻撃中であれば相手の盤面全体と本体に対象が変わります。神技を解決したターンには即死と吸魂がつくため、条件能力のダメージでブロッカー除去と大量のライフ回復を狙えます。
ダンテのジャッジメントからもサーチできるエースアタッカーです。
「Kushiel, Archangel of Punishment」
クシエル。そのターン相手がプレイしたカードの分だけコストが軽減され、その回数分のディファイエントを持つ上級天使。ゲーム中一度だけ、参戦したターンに敗北せずダメージを軽減する効果も持ちます。
優秀な防御札兼お手軽な勝利手段で、3回以上のプレイをされたターンにはアンタッチャブルがつきます。アボミネイションでの強化をもらえば容易に4000以上のダメージを狙えます。
「Claimed by the Depths」
クレーム。リゾネイターやレガリアを破棄させ、ドローとボトム3枚のエクスペルを行う詠唱。
瞬動がないことで、MP03で増えたイージス持ちのリゾネイターを除去できます。ブロークンシールのような破壊不能持ちのメタカード対策にも便利。
「Cursed Mirror of the Snake」
ミラー。最序盤は手札をコストに使用できるカウンター。
環境の高速化に伴い今まで以上に需要が上がっています。
「Lunar Protective Lifeform」
ライフフォーム。ライフ回復やダメージを抑える複数のモードを持ち、相手ターンなら手札コストでも使用可能な詠唱。
アグロ相手はベリアルの神技によりもともと有利ですが、神技が間に合わない1ターン目から猛攻を仕掛けるような相手には有効です。
「Zacky's New Plan!」
プラン。呪文をエクスペルするカウンター呪文で、相手ターンかつウィルの支払いが2以下の非生物呪文を対象にするなら手札コストでもプレイ可能。
ルーンエリアからプレイされるルーン、詠唱/ルーン呪文はコピーになるためウィルの支払いは0扱いとなるので手札コストで大体何でも無効にできます。それでなくとも低コストの呪文への対策として便利です。
「Hi-Speed Uppercut Treatment」
アッパーカット。コスト2以下のリゾネイターを対象とし、それと同種族のリゾネイターの全除去と、墓地や除外エリアのカード1枚を相手のあらゆる領域から抜き取る2つのモードを持ちます。
墓地利用系の
「Silencing Spell(沈黙の魔術)」
装備対象のコントローラーに非生物呪文のコストを2追加するアディション。
ルーンをはじめとした非生物系の呪文を多用する相手に有効です。主にウトナピシュティムからサーチしますがコストは軽いので素引きした場合はハードキャストも視野に入ります。
「Dante's Sepulchral Mask」
マスク。参戦時に黒のリゾネイターまたはJルーラーを破壊し、装備したリゾネイターにATK強化とテリフィングを与え、アストラル状態のダンテがいる際に装備対象が戦闘ダメージを与えたときその相手を敗北させる特殊勝利持ちのレガリア。
ニュクスと合わせて、通常の勝利が難しい相手への代替勝利手段として利用できます。
「Broken Seal of Yomidgard」
ブロークンシール。相手の参戦を封じるチェイス不可、破壊不能のレガリア。間違えやすいですがJルーラーの参戦は誘発します。
ダンテたちは堕天使なのでリユナイテッドにより相手のルーラー分コストが軽減されます。
白青黒をバランスよく。対応力という点では白青が強いものの、ウェルギリウスを強く使いたいなら黒も欲しくなるのが難しいところ。ハンデス等も入れて黒を濃くするのもよさそうです。
サイドは環境次第で大きく変わるため、一部のみ解説します。
「Orpheus, Grieving Musician」
1コストと堕天使のJ/ルーラーをレストすることでサイドから場に出てすぐ破棄される神技と、参戦により一度利用した神技を再使用可能になる参戦を持ちます。ダンテの神技もあるので墓地からプレイできるアナテマはあまり使うことはありません。
このカード自身の神技の回数もリセットされるのでサイドから4回使うこともでき、ベリアルの神技を何度も利用できます。もちろんダンテやベアトリス、一応Exルールの神技も再利用できるので、ウェルギリウスのフォーレンを適用しやすくなります。
「Belial」
「Beatrice」
Exルールから展開するルーラーたち。どちらもゲーム開始の準備時にデメリットが適用されるため、ゲーム中に出すことでデメリットを回避することができます。
ベリアルは両面とも1ターンの間敗北せずダメージが0になる神技を持ち、ベアトリスは手札が0の時自分のエンド時にカードを1枚引く虚空能力と、同じく手札が0の時2ドローする神技を持ちます。神技の解決自体は手札がある場合でもOKなのでウェルギリウスのために空打ちすることも有効です。
「Satan」
ブロークンシールの誘発やアストラル状態の堕天使2体と入れ替わりで場に出るルーラー。神技により手札とフィールドをリセットしつつ場から離れると敗北する4000点のトークンを出す神技を持ちます。ダンテはジャッジメントコストが軽くウェルギリウスのサーチ目的でも使いやすく、もう一体どちらかをアストラルまで持っていければ交代を狙えます。
堕天使ではないので神技をキャンセルされてしまうリスクはありますが、通ればかなり有利に戦うことができます。一応ですがトークンが場を離れる際にベリアルの神技をあわせることで敗北を回避したり、オルフェウスにより神技をおかわりすることもできます。
まずはExルールの神技を使いベリアルとベアトリスを展開しましょう。一部ソロモードのカードもあるので状況によっては遅らせることもありますが、基本的には即起動で問題ないです。
ベリアルの神技や瞬動のカードで敗北を遠ざけ、ウェルギリウスやアボミネイションによるビート、マスクやニュクスによる特殊勝利、サタンによる大型トークンでのワンパンを状況に応じて選択しましょう。
神技やジャッジメント等細かな部分でウィルを使うため、序盤は意外とコスト面でのリソース不足になりがちです。自分のターンのドロー時点で相手のエンドまでどれだけのカードを使うかを予測して動かないと思わぬところでウィルが足りないとなるので意識して運用しましょう。
今回は採用しなかったものの採用を検討できるカードについていくつか紹介しようと思います。
「Astema」
開始時ルーラーとしても神技で呼び出すルーラーとしても。こちらが勝利できず相手が敗北できないデメリットは回避できないので強い理由がなければ開始時ルーラーで良さそうです。
相手エンティティが場を離れるたびにウィルを生むかドローする能力によりテンポ、リソースどちらにも恩恵を与えてくれます。大きすぎるデメリットはJ/ルーラーを一時的に無効化するカードを利用するか、サタンと入れ替えましょう。
「Angel of False Grace」
次の自分のターンが終わるまでダメージによるライフ減少が100で止まるようになる、ゲーム中2回限りの参戦能力を持つアンタッチャブルリゾネイター。ライフルーズも防いでくれるほか、攻撃するたびに蘇生能力も使えます。
コストが非常に重いものの、ベリアル同様にほぼ確実に1ターン生存させてくれるカードです。蘇生能力でウェルギリウス等を出したり、ミシックがないので同名を並べるのも強力です。
こちら側が使われるとつらい、対策となるようなカードと、それらを使われた際の対処法についていくつか紹介します。
「Alabaster Spellweaver Shaman」
「Spirit of the Mirage Ruins」
「Angelic Seal of Yomidgard」
コスト軽減や踏み倒しでの着地を咎めるメタカード群。ウェルギリウスやグリードエッセンス等意外と影響を受けるものは多く、特に神技の回数を増やすオルフェウスが止められるのは痛手。
リゾネイターに対しては全体マイナス修正やウェルギリウスの全体ダメージ等で対処しましょう。エンジェリックシールを除去する手段はかなり限られているので、流行るようであればバクース等対処しやすいカードを採用しましょう。
「Academy City's Expert Therapist」
神技を含むルーラーの条件能力を封じるリゾネイター。フィールド以外の種族を消すことにより地味にブロークシールのコスト軽減も効かなくなります。
こちらもアラバスター等と同様の手段で対処できます。
このデッキと相対した場合の立ち回りや意識したいことについて記載します。ほかの項目もそうですがあくまで筆者個人の考えですので鵜吞みにしすぎないようにお願いいたします(責任回避)
・短期決着を狙う
王道なコントロールらしく長期戦で互角に渡り合えるデッキは多くないですが、やはり序盤の猛攻をしのぎ切るのはそれなりに厳しい部分があります。特にExルールの神技を使う分最序盤はテンポロスをすることが多く、ライフフォームやアッパーカットでごまかせないときはそのまま押し負けることも多いデッキです。
逆に言えばそれらピッチスペルで対処されてしまう可能性はあるものの、準備が整う前に勝負を決めるのは有効な手段です。ベリアルの神技に強く依存するので、オルフェウスを止めることができれば一気に崖っぷちへ追い込むことができます。
・勝利手段をつぶす
こちらからプレッシャーを与えることができれば意外と手詰まりになるので、そうなるとマスクやサタン等、他の勝利手段を目指してくるでしょう。
ドローを急ぐ、攻撃の通りやすいアタッカーを用意する、ジャッジメントとアストラル化を狙うなど、どの手段を取るかによって予備動作は意外とわかりやすいものです。それらを止める手段があるなら構えておくのも手でしょう。
ダンテコントロールのデッキ紹介は以上となります。序盤を捌き中盤で土俵を整え終盤へと試合を運ぶ王道のコントロールであり、ベリアルやダンテの神技によりアグロや墓地系のコンボ相手にも有利に戦える不利対面の少ないデッキです。
環境を読んだ自由枠のカスタマイズとプレイスキルの練度次第でどんどん勝率を上げていけるタイプのデッキですので、興味のある人はいろいろと試してみてください。
以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
