シューズはそれぞれのサーフェスに合ったシューズを選ぶのが一般的です。
日本だと主にサーフェスはオムニ(人工芝)、クレー、ハードの3種類があります。
それに合わせてテニスシューズにもオムニ・クレー用とハードコート用があります。
一つここで注意したいことがあります。
それはテニスシューズの中には対応サーフェスが「オールコート」と表記されているものがあり、一見するとこれは「全部のサーフェスで使えるじゃん!」と勘違いしてしまうのですが、そうではないということです(笑)。
実はこのオールコート用のシューズはイコールハードコート用のシューズなのです。
わかりにくいですよね(笑)。
まあ、別にすべてのコートでこのタイプのシューズを履いてもいいのですが、一番いけないのはこのシューズをハードコートとそれ以外のコートで併用してしまうこと。
なぜなら、ハードとそれ以外のコートの性質に違いがあるからです。
ハードコートの特徴は滑りにくいというもの。
だからハードコートではある程度滑りやすい靴を履いた方が、自然な動きでプレーできます。
しかし、その他のオムニやクレーコートは逆に滑りやすいのが特徴。
そのためシューズに求められる機能はそんな足場でもきっちり止まれるグリップ力ということになります。
つまり、コートによってシューズに求められる要素が180度異なるのです。
「このどちらにも対応できますよー」というのがオールコート用シューズなのですが、たとえばハードコートでずっとこの靴を履いているとコートとの摩擦でどんどん靴の裏がすり減って行き、余計に「滑りやすい」靴になっていきます。
そうするとどんどんオムニやクレーではその用をなすことができなくなってしまうのです。
最悪オールコート用のシューズをオムニやクレーで使うとしても、ハードコートとの併用は絶対に避けるべきです。
もしもあなたがハードコートとそれ以外のコート両方を頻繁に利用されるのであれば、少なくともシューズは2種類用意し、それぞれをサーフェスごとに使い分けることをお勧めします。
あとはシューズの選び方ですね。
基本的なことですが、靴を買う前には必ず試着して履き心地やフィット感をチェックしましょう。
メーカーによって靴のサイズ表記の基準はまちまちで、正直あまり当てになりません。
ですのでシューズを買う際は必ずテニスをする時に着用するソックスを持って行き、それを履いて試着する必要があります。
また、履いてみたときにあまりにピッチリしすぎて前後左右に余裕がない状態は良くありません。
かかとの隙間から人差し指がすっぽり入るくらいの余裕は欲しいところです。
また、自分の場合普通の人の足よりも横幅が大きいと言われたので、つま先の方が少しワイド形状になっているものを購入していました。
このような靴の形はメーカーごとに特徴があります。
ちなみにアディ○スのシューズは横幅が狭いため自分には合っていないようです(^^;)。
このように自分の足の特徴を知っておくと選びやすいですね。
自分の足のたて幅とよこ幅を測ってくれるお店もあるのでぜひ計測してみてください。