7月を迎えると割合ひと段落ついていることが多い。

多くもない。ただ、2017年、2020年、僕が33年生きてきた中での少なくとも2年間、まあもっとひと段落ついている7月があったような気もしないではないがすぐには思い出せない。ひとまずこの2年の7月はひと段落ついているのだ。2017年はサンミニ解散後、2020年はASTROMATE解散後。

 

個人的にはたとえ芸能活動を旧事務所との取り決め等で禁じられていたとしても、この先芸能を続ける気であれば個人のSNSを開設せず既存ファンの引き留めを図らぬのは愚策とは思うのだが、まあなんでもとにかく、望月さあやさんは6月13日の解散以降は、あすとろとしてのSNS消滅かつ契約終了の日であった6月30日にひと呟きしたほかは音沙汰なしである。

他のメンバーはSNSを開設する者もおり、一人早々に芸能活動を続け(一人事務所が違って続投だものね)異なるフィールドで戦う佐藤はんなという者もありけり、先日は戦友の一組であったメガメガミの突然の解散ライブということで、もっちゃんとはんな以外は集まってもいたが、もっちゃんは姿を見せない。

まあどこかで生きているんだろう。まだ大学はオンライン授業なのだろうか。まだ見せる場ももはやないというのにストイックに暮らしているのだろうか。それとも2年ぶりの自由を謳歌しているのだろうか。まあどっこい生きているんだろう。

 

待つのは苦手ではないと自負している。が、僕も変わりゆくし、待ち続けることを誓いもまたしない。もっちゃんも気が変わることもあるだろうし、本人はまた戻ってくる、芸能で食っていきたい、有名になりたいのだとは言っていたが、可能性としては元々芸能を続ける気がなかった、ということも絶対にないかと言えばそんな保証はない。

答えは風だけが知っている。僕は今は気を長く持って待っている。というほどでもない、吹けば飛ぶ1ヶ月だ。幸いにして待てない事情もない。

 

このコロナ下では、ファンとのコミュニケーション手段、集金手段としてオンライン特典会というものが流行っている。

行ってたところが解散したよ、というのを軽率に、その流れに乗ってテレビ電話のようなものをしていた、片山陽加さんと佐野友里子さんに報告した。あなたより10も下の娘に通っていたよ、と。言いたいだけだ。

片山さんも佐野さんも特にお変わりなく、佐野さんはいい加減自分の番だろう、と主張なさっていた。そりゃそうだ、1推しでないポジションで足掛け10年以上、そのあいだ本当にうっすらとしか来ないおっさんに向かってのコメントなのだ。

 

考えてみれば現場のをたくとして13年、振り返って見れば今が気になる、今後が気になる、実に広い意味で推しというか、気にかけている人は両手で足りないかも、くらいにはなった。世間のをたくと比べれば多いとは思わない。このくらいが僕にはちょうど良くて、これでも多いくらいだ。

狂ったように通うような頻度で、通うに適した活動をしている人はもういない。

そんなに思いを込める人が絶えずいる期間はもういいだろう、と思っている。少なくとも少し休暇をくれよと思っているし、上手くそれが永遠になればちょうどいいなと思っている。

 

意外とぽっかり、どこか穴が開いたようになっている。

解散は極めて冷静に受け止め、そこから淡々と解散の日を迎え。

あるいはこの心情すら予測していたかと言われれば、正直予測してもいた。一方で予測していたのに、案外こんなに穴が開くもんだ、と自分自身に感心してもいる。感心?

綺麗に燃え尽きた証拠だろうとも思っている。

綺麗に終えられたのだ。苦みもありつつ美しい思い出に昇華したのだ。それでいいじゃないか。

 

すっかりアイドルさんに関心が持てなくて、それでいて坂道のようなメジャーアイドルはかわいいなと思って、軽率によく知らない人の写真集も2冊も買って、ライトにキモヲタを続けている。ともに乃木坂、与田ちゃんの2ndと、堀ちゃんの1st。後者ははんなのミスiDレースの配信の中で、話の流れで勧められ、買ったものだ。第一印象としては特に感じるものはないが、はんなはかわいいのが好きなのな、とは痛感する。

どうせまた束物アイドルをやるのであろうから、そういうガーリーなグループに入れればなあ、と思う。

 

写真集を買うのは多分に、僕はどんな写真を良いと思うのだろう、ひいてはどんな写真を撮りたいと思うのだろう、つまり写真のお勉強という面に目が向いた、そんな意向によるところである気がする。

まあ、撮る人などいやしないのだが。それなりの思い入れのあり、それなりにコミュニケーションの取れる人でなければ怠いし、そんなコミュニケーションをいちからとり積み重ねる気力は到底ない。

それよりは、実践的なところとしては風景写真のほうに心は行っているのだが、まあそれはその2があればまた次回。

その2があるかどうかは知らない。