財務状況なんて知らないです。
ただ、3月末だし、年度末だし、昨年7月以降ちょこちょこ見てきたサンミニさんについての感想というか、メンバーごとにこんなふうに思ってますよ、というのを残せたらと。
つまりまあ個人的備忘録、かな。いや、ただのマスターベーションです。
ほんとはさこのイベント3つから書きたかったのだけれど、どうしてもひなちゃんさよならする前にこちらを書いておきたくて。

しかし今年は行ったイベントちゃんと記録付けるつもりだったのに、もうサンミニだけでも10個以上付けられていない気がして。
まあいいや。


・渡邊真由

動ける大型はそれだけで価値があるのだけれど、動きのキレる大型というのは何よりも得難く、
なんて書こうと思っていたのだけれど、冷静に考えると周りが小さいだけで、まゆち自身はせいぜいさこと同じくらいなのよね、身長。もう少し大きいんだっけ。
まあ、手足長いよね。

顔立ちも綺麗でちょっと派手で、ロングストレートの髪すら自在に扱って。
なんというかとにかく華があるんですわ。
動き出しがスパッと早くて、長い手足の末端はその後遅れてブン回されて動いて来るような感覚。あくまで私の勝手な感覚。

んで、まあまあとにかく気分屋。気まぐれの天才。
パレと兼任で稼働日数多くてしんどいのはわかるんですけどね。
最高のプロらしさはコンスタントさ、これはスポーツジャーナリストの安倍昌彦氏の言葉ですが、とにかくこの言葉を贈りたいっすねえ。

…って言ったって、兼任って疲れるのよ。
最近は上手い具合に2つの出番がばらけて、1人だけ連日ご出勤だったりする。
どこまで求めるかどうか、これは別れますわね、そんな事情は関係ない派もいれば、そのあたり考慮して優しくすべき派もいるだろうし。そんなことを気にすること自体が低レベル派もいるだろうし。

接触じゃずっとからかわれてます。
ハイテンションで絡まれて、顔が赤くなってるだの恥ずかしがってるだの言われ。JK(卒業しましたね)に翻弄されてます。

顔立ちは好きです。
まゆちになりたい。

・柏元萌華

僕にとって一番謎な人、というか、まだあんまり関わってない人。
JK(卒業しましたね)なんだろな。まゆちとセットだと破壊力抜群、ただ1人だとそこまでガンガン来ないというか、おっとりニコニコ笑っているというか、間違ってもおっとりではないけれど。
ぴーちゃんと真面目にダンスの話したいなーとは思っているけれどそんなにダンスの知識ないしね、僕。
ぴーちゃんのほっぺたをつまむというのが僕の今の夢です。

歌の印象は全くない人。
って書くとあれだけれど、まあ、歌の印象は2名除いてそんなにない。

下半身の動きがとても好きです。
って書くと変態的だわね。
変態的な意味じゃなくて。まあ、変態的には、顔からして身体だってむちむちしてそうなもん(だって思っているのは僕だけでしょうか)なのに、腰がとてもきゅっと締まっていて、ギャップに目が行くのだけれど。

とにかくバッキバキでハードでソリッドなダンスをする人だけれど、膝や腰の曲がり方、角度がとても趣味で。
その好きな形で、下半身がいちいち力感あふれる動きでバチバチ決まるものだから、ああ、好きだなって。

硬くキレよくは誰でもできるとさこも言っていた気がするけれど、それはさこもそういう動きが出来る人だからそう言っているという部分は多分に在る気がする。
そりゃあ柔らかくしなやかな動きのほうが難しいかもしれないのだけれど、硬くキレよくだってそんなに出来る人はいないわけで、僕はそっちの方が好きなわけで。
硬くキレよくを好み推しながらしなやかさに永遠に憧れる人だと自分のことを思っているけれどね、僕は。

AtoZのサビのぴーちゃんが一番好きです。

・南彩夏

報われてほしい人。
でもサンミニ終わったらどうするんだろうな人。
サンミニを作るためによそから呼ばれた人とも聞いたことがあります。
あやたん。

とにかく動きが速い人。
南“Swift”彩夏。Swiftって誰だっけ、あ、ダニーガルシアだ。でもあの人、スピードというよりパワーだよね、
まあとにかく速いしキレッキレ。たとえばAtoZイントロなどの腕を左右交互に上下へ振り分ける動き、この速度感だけでご飯3杯食えるし熱くなれる。

とにかくコンパクトに速い。
腕を大きく振ったりしない。スケールは全然感じない。まゆちと対象の動き。
身体が小さくても大きく見せに行く人もいるけれど、この人は自分のコントロールできる領域でひたすらクイックに動く。

いつだったか、一度柔らかくしなやかでゆったりとした動きに挑戦したこともあったみたいだけれど、こちらも違和感感じたし似合わない上手くない気がしたし、本人も自分には合わないから元に戻して気持ちよく踊るって言っていたっけ。

演技は苦手だと言っているらしいけれど、シリアスな表情させたら一番お上手なんじゃないかしら。
よくそんな面をしてる。そもそも綺麗なお顔立ちだからそういうのがよく似合う。

客見て笑っちゃって悔しいとか言ってる。
とにかくストイックに自らが描く南彩夏を演じきる人。
って思ってほしいんじゃないかしら、本人。そんな気がしてる。

踊りだけ語っていたっていいのだけれど、歌でも語られてほしいし、語られないと困る人。
逢月ひなのいないサンミニでは踊りでも歌でも絶対的エースとして君臨しなければならない人。
歌の方は音楽短大仕込み、いちばんのパワーボイス。こっちもダンス同様に大人っぽくソリッド。
総じて直球勝負の人。けれんみとかそういうの、一切なし。

接触は真面目なお嬢様あやたん。
クソ真面目だけれどボケの人。いじって面白い人。女の子。
ギャップはどんどん出せってこれからも言い続けようって思ってる。
慣れるまではきっと時間かかる人。ステージ上のイメージそのまんま、不器用なんだよね。
酒呑ませて多少崩してから語ってみたい人。それはきっと夢物語なのだろうけれど。

こういう人にガンガン通って真面目な話して崩して行くのがそもそも僕が好きな接触スタイルだったような。

逢月ひなの後のサンミニを一身に背負う人。
って過度に期待をかけすぎるのが可哀想なことくらい知っているけれど、背負えないと思う人に背負わせようとは思わんさ。

・喜多陽子

ただのアホなのか道化なのか。
最初はアホなんだなあ、ただの明るいアホなんだなあと思っていたのだけれど、ここ最近は進んでアホを演じているような気も。
とりあえずお腹殴るのやめなさい。
それと呑みに(ry
鼻く(ry

でもJK組と絡んでいるのを見ると、やっぱりお姉さんなのだなあという気はしている。

まきたさんを包んで赦してくれる大事な盟友。
それだけでありがたい。
だからってんじゃないけれど、いや、だからだ、はっきり言ってしまえば、だからだ、この子は見てあげたいなって思う。
さこがこの荒野に引きずり込んだ子だ。
だからだって言いきってしまうのは申し訳ない気もするし、こっちだってよこちゃんだってお互いに周知の事実なのだから別にいいやって気もする。

すっかり弱音は吐かなくなったなあってのはお誕生日おめでとう記事にも書いた通り。
立派にアイドルの皮をかぶるようになったなあ、と。

技術的にはそりゃあ大層な進歩は当たり前だけれどしているのだけれど、どうにもキレが足らないかなあ、と。
技術というよりは踊るための筋肉の不足かなあと最近は思ったりする。
いんなーまっする、というか。

視野は広いというか、よく客席に呼応出来る、そういうセンスはあるような気がするので、後述する久松さんと2人でフロントマン務めればいいんじゃないかなと思ってる。今はまだ客と遊ぶ方にも意識が言ってしまっている気がするが。
遊ぶんじゃなくて、踊らせてほしいな、掌で転がしてほしいなとは思う。
それにしてもサンミニな以上、やっぱりもう少し強く速く動けるようになる必要はあると思うので、頑張れ、としか。

声質はひなちゃんの後継になれる、もちろんあそこまでのパワーはないけれど。

入って1年まであと4カ月かな。
サンミニ内での親友ひなちゃんの旅立ちを見届けて、さあ、ここからどういう変わり身を見せてくるか。

・久松かおり

まぶし過ぎるんですよ。
槙田さんとここ最近は薄暗いところで過ごしていたものでね。
ってもう通い始めて9ヶ月ですか。まだまだ短い。1年を過ぎないとエンジンがかかってこない。

太陽の子。
顔立ちど派手、山本梓とも永尾まりやとも。
ぱいおつドーン、そして背丈はちいサイズ。

ガンガンしゃべってくる。とにかく先手必勝。
たぶん今の姿だって、大人になってだいぶ落ち着いてきた結果だろう。たまにちょっとハード目に迫ってみると、反発の中に元来の強気が顔をのぞかせる。
また稀になかなかの手厳しさ、ドライな一面もちらっと見えて、そういうのがひょっとしたら気にくわん人もいるのかもね。わたしゃ、ああ、元気だなと笑ってしまうけれど。

たくさん来る常連さんにはちゃんと餌を与える人。きっちり自分に来る人には答えたいんだろうね。ツイッターのフォロー数も絞ってる。しっかり観察していたいという意思かなと。
もっとも、サンミニの入り口、自分が客を引っ張ってくるんだという意識もしっかりしているので、その底引き網漁と釣った魚への狙い撃ち、両立はなかなか難しいだろうし頭悩ませてるんじゃないかなあと。

それでいて、よく人を見ている。
ガンガン来るから人の懐に飛び込んでくるかの如くなのだけれど、そこでつついてくるポイントが、大した付き合いでもないのに、的確なんだよねえ。これは具体例出して云々って言えないから、是非体験してもらうといいと思う。
記憶力もいいと来たもんだ。

超攻撃的な根岸愛、という表現を最近はしている。結構な接触モンスターよ、この子。

ライブでの立ち振る舞いも、まず目立つのは圧倒的な視野の広さと、笑顔やレスでの引力。
後ろのほうに居たお客さんに笑いかけたら、前の方に来てくれて嬉しかった、なんて話を平然とする。客席を完全に射程圏に置いて、実によく見て、狙い撃つ。
BAD GAMEのサビ、手を8の字に回した後の、2度前に出すしぐさのときに、左、右と顔・身体を傾ける方向を変えながら広角をカバーするように全体を見ている仕草が、この視野の広さ、さらには客を見てやろう釣ってやろうという意思がよく出ているようで、好き。

目が合うと表情でリアクションする。
ちゃんと目があっていることをそうやって示すこと、顧客満足度につながるよなあって。

こういう面ばかりクローズアップされて、ダンスは過小評価されている気がする。
周りが上手すぎるから霞むのかもしれないが、通り一遍はきっちりできる。決して下手じゃない。
歌だって十分及第点。

ただ、自分が生きる道を客へのサービスと割り切っている面はある気がして、いや、ダンスと歌を手を抜いているわけではなく、きっちりやった上で、自分が出来ることは客を捕まえることだと、そこへ意識的に特化している気がして。
これも強気な接触と一緒で、人を選ぶのかもしれない。多分歌とダンスに特化する姿勢を気にくわない人はいなくても、レスとかに特化する姿勢を気にくわない人はいる。
昔の僕ならそうだっただろう。
今の僕はできることをすればいいという発想なので、いいぞもっとやれと思っている。

踊れる人に踊りの極致は任せて、よこちゃんと組んで、きっちり踊りも歌もしつつ、バンバン客にサービスしてサンミニの虜にして行けばいいと思う。
よこちゃん加入以来、サンミニが「アイドル」になったとも聞く。ならばガッチリ現代のアイドルしてやればいい。

グラビアやテレビでのソロ活動なども含めて、サンミニのフロントマン、入口としてこれからもガンガン攻めてほしいなと。

・逢月ひな

心の奥底では、見えきらない何かを熱く求めているくせに。
そんなこと、これっぽっちも望んでいないような顔だけはしてみせて。

(安倍昌彦『斎藤世代 流しのブルペンキャッチャーが見つめた青春』第3章 渇望編 冒頭より)

貴女がいなくなることで、「アイドル」が薄れるし、より「アイドル」にもなってしまう。
難しいねえ。

逢月ひなは「逢月ひな」を演じることのプロだったのかな。
これがたった9ヶ月だけれど、ひなちゃんを見てきての感想です。

「逢月ひな」、イメージカラー・ピンク、ふわふわしてかわいらしい、女の子らしいアイドル、でもダンスの技術者集団・サンミニのセンタープレイヤー、そしてメインヴォーカル。
その要素をすべて余すことなく、適度なバランスでハイレベルで体現することの追求を怠らなかったのが、逢月ひなだったのかな、と思う。
究極の「逢月ひな」を追う、求道者。

もう卒業発表した後の、誰でも美しさと凄味を増すこの時期なのだけれど、それでも3月22日に25分間見続けたひなちゃんは凄かった。
しかも、凄味を感じさせなかった。格別にキレキレなわけでも速いわけでもしなやかなわけでもない。ちょうどいい。
ヴォーカルはいつもより増したヴォリュームで、いつもよりクリアに響かせていた気はしたけれど。
しかし、隙が一切なかった。客と戯れることもなく、意味のない動きも緩みもなく。素晴らしい集中力、持続力。

サンミニじゃなかったら、また全然違う「逢月ひな」になっていたのだろうなと。
どんなグループに放り込んでも、完璧にアジャストして、そこでの「逢月ひな」を見せてくるのだろう。

接触でも、年頃の娘のようにはしゃいだり、テンション上がって興奮したりしながらも、ふわふわで、かわいくて。
褒めるといつも、「ほんと?」と目をキラキラさせながら、とても喜んでいた。

プロフェッショナルの仮面を剥ぐと、中身は賞賛と名誉を渇望していた女の子、だったのかな、という妄想、ということにしよう。
ひなちゃんのことを思うとそれだけで酒が呑める。

次に逢う時は逢月ひななのだろうか。
本名か芸名かは知らない。
どこで逢うのかも知らない。
ただ一つ言えるのは、サンミニは逢月ひなを失うということだ。
もう一つ言うなら、その穴はとても大きいということだ。
こんな賞賛を贈るなら、何故もっと逢月ひなに逢いに行かなかったのか。

逢月ひなの傑作、Song for youをもう一度。
誰が後を務めるのだろう。


さて、明日19時、タワレコ吉祥寺。
2日のワンマンがソールドアウトした今、逢月ひなに逢いに行きたいと思って逢いに行ける最後の機会。
ご都合よろしい方はぜひにぜひに。