落選してライブに入れないなんてのは久々でたいそういらいらしている。
サンミニの定期。
しかしそんなに申し込みあるんだねと。いいことだ。

落ちたが故にカチンときて、大阪行く気になってしまっている。思うつぼも何も、思ってもいないつぼと言ったところか。誰も構えていないアリ地獄に勝手にハマっている。

まだここで本格的に書く気になっていないというか書けないというかなので個々のライブ、あ、フライトって言うんだっけ、そういえばサンミニさんは特にライブのこと変な名前で呼ばないわね、もっと本質的なところに要らぬ縛りがあって窮屈そうだし相変わらず社長のピコーンにはだいたい首をかしげるのだけれど、まあなにはともあれ、個々の感想は書けない。
書くにはきっとリハビリが必要で。
いやそもそも、何かを書くほどの眼で見たくなくて、或いは見ることができなくて。

もう前の記事から2ヶ月。

この夏は佐野友里子さんをよく見た気がする。
はっきり言って僕は愛乙女★DOLLには興味はない。佐野さんをもう一度輝かせるための舞台装置、彼女がやりたいことをやるための組織、それ以上の認識もない。

愛乙女★DOLLさんも3人去って4人入って、よくわからないけれど本人たちのほうがもっとよくわからないだろう。佐野さんももう古株だ。
中央に立つ機会が増えた気がしたし、パートも増えた気がした。ただでさえ比較的大きな身体が、やたら大きく見えた気がした。
自らのステージをやっている気概がオーラのように立ち上っているのだろうか。

もうらぶどるに入って3年。ウソだろ?
本当に自分のステージに立って3年。
僕はきっとその物語が好きなだけなのだ。
故に、佐野友里子にとっていいお客ではない。まず、滅多に来ない。

それでも、4年半、槙田紗子への「寄り道」を経て、またふらふらと帰ってきても、「おかえり」と笑って、アイドルの限りを尽くす彼女。
またどこかへ「寄り道」をして、また帰ってきてもまた「おかえり」なんて言ってほしいなと、そんな僕にとって都合の良い存在で居てほしいなと。

言い方が悪すぎる。そこまで思ってない。
要は、今度こそ燃え尽きるまで、アイドルをやってほしいなと。

PASSPO☆さんも何度も見た。
冷静になって見たら、割と止まって見えるし、曲中で踊りを止めて別のことやってる時間多いなと。4月5月なんて冷静に見ちゃいないから、元々こんなもんだったかどうかはよくわからない。
橙が止まって見えるというかはちゃめちゃなのは元からだろうし、札幌や秋田で見た赤がまったく止まって見えたのは腰を痛めていたせいだろう。

ぶち上がったこともあった、それはひとえにセトリのせいだと思ってる。
東京の対バンで客が少な過ぎてねぎコールすら聞こえなくてイラっとしたこともあったけれど、最近は気持ちよく流させてもらっている。

あんまり老けこんでほしくはないなと思っているけれど、いまさらびしっと踊るなんてのが味になるわけもないのだろうし、もうPO☆に関しては壇上がへろへろでも別にいいやとは思っているし、玉井さんはやっぱり魔法使いみたいに空間を操っているし、槙田さんとのやり方の違いに眩暈がするし、全曲骨の髄までわかっているから頭使わず気持ちよいし。

プリライのサビで右人差し指を頬まで持って行く、そのやり方の違いだけでも余りに対極で唸ってしまうのだよ僕は。それがまた面白い。
玉井さんを中心にして、現状にアジャストして行く作業、槙田さんの残像を書き消して行く作業。辛さと悲しさと空しさと痛さが付きまとう作業。全部消えない程度に、書き消して行く作業。

もう一度上がるというのもまあ難しいだろうけれど、まだ全国でツアーもできるのだし、秋田なんて連れて行ってくれるのだし、だらだらと長く続くことが彼女たちにとって本当にいいことなのかどうかわからないけれど、こういった着古したTシャツみたいなグループが続いて行ってくれることは、僕にとってはありがたいことで。

楽しいことを楽しくやっていくのはいいし、壇上は楽しくなければきっとフロアも楽しくないと思うけれど、どれだけ壇上で楽しんでいることによりフロアを楽しくさせるかどうか。どれだけ壇上の楽しさを楽しいと感じてくれる人がついてくれるかどうか。そもそも、どれだけこの種の楽しさを楽しいと感じてくれる人がこのマーケットに残っているか、そういう人でなおかつフレッシュな人、PO☆を通っていない人がまだいるかどうか。
まあ、そんなことは運営と演じる側で心配してくださいってこった。

僕にとっては慣れ親しんで無心で遊べる遊び場というところなので、まあ今後もいっさい行かなくなるということはないだろうなと。

1年前くらいと比べても、さらに安全になってるPASSPO☆さん現場だから、みんな行けばいいと思うね。
人が人の上転がるのは御免だって思ってる人とか。でも推しの時は前に突き進んで指差ししたいなって思ってる人とか。

サンミニさん。

僕、いい加減気付いているんだよね、僕はスキル信奉者じゃなくて、僕が不快に思わないくらいのスキルがあればそれでいいって。
それ以上に上手ければそれはそれで気持ちよくなるのだけれど、それは第一義じゃないと。

今は全力で壇上が放つものに全力で応じる場があればそれが第一義。
そしてそれはモッシュ、ダイブを伴わないものがよい。地に足をつけて、古典的スタイル、指差し、コール。

だいたいサンミニさんには備わっているので、非常に快適なのよね。
曲はアイドルアイドルはあんまりしていない、強めのものがよい、その点も備えていて。

そうは言ってもサンミニさんには上手くなってほしいのだけれど。
振りのばらつき、もう少し何とかならないものかと(だいぶ何とかなってきているとは思うけれど)。いくらびしっとそろって綺麗に踊ったってそれで掴める客などこのマーケットにはそんなにはいないけれど、もう一段二段上のクラスにいくくらいには掴めるだろうし。

喜多ちゃんはふわっとぺたっと釣ってくる。甘えてくる。
早く地が出ないかなーって思ってるけど出ないかもしれないしこのまんまかもしれない。
人気過ぎてパワーバランス崩れてるし中で上手くやれてるかなーと心配になる。ひなちゃんとはうまくやってるみたいだけれど。

久松さんはなんとなくこっちが受け身な限りにおいての出方はわかってきた気がするので、もう少し掘って見たいかなとも思うけれどもういいやーとも思う。

このままだらりと表面的な会話して、闘志と野心を通り一遍見せつけられて、かわいいかわいい、そんな関係でいいかなーと思う。
なんか言うとすぐに「いい景色見せる」「大きな箱連れて行く」「札幌でもどこでも連れて行く」、ストレートで単純すぎる野心の表現の仕方がとてもかわいいなーと思う。こういう言い方をすることがとてもかわいいなーと思う。

他の人についても書けなくはないくらいには接触するようになってきたけれど、そろそろ寝たい気がするのでこれにてリハビリ終了。