要求水準が著しく下がっていて、というかもはや一点を除いて、要求していなくて。
元気に最初から最後までフライトしてくれれば、それで良いと。
それすら難しい現状で、ならば他の子でも見ていればいいのだけれど、目を離しても平気だからこそ他の子を見たり、俯瞰して見られるわけで。

満足する水準も実に下がってしまっていて、腕を振り上げて、下ろす、その先にいれば、それでたいそう幸せに感じてしまう。
幸せであればそれでいいとは思うけれど、これはそれでいいとはもちろん思えない幸福で、しかし幸福で。

一時的なものかどうか、それは厳密にはわからない、というのが正しいのだけれど、一時的だと信じているが故に、そんなに嘆くことでもないとは思う。
明日が来るとは限らないのだけれど、もちろん人並みに明日を、1ヶ月後を、来年を、確信しているし、だからこそ、気長に待っていようとは思う。
もちろん一期一会だし、多くの機会で全く万全でないのを見られてしまうのは実に歯がゆいのだけれど、こればっかりは本人が(悪い部分はあるとしても、それでも)悪いわけではなく、そんなことを言っても全く仕方がない。

しかし壇上由来のもので自らが上がっていくということではあまりないような状況なのは悔しくはある。
と言いきってしまってよいものか、フライトを作り上げ上手く流していく(力を入れず流すとかそういうマイナスの意味ではない)、そういう面に関しては明らかに上手くなっているような気はするし(なにがどううまいと明確に言えないのだけれど)、或いは乗せられているのではないかとも思うが、そうでもなく壇上を無視して上がっている方が多い気はする。
壇上無くして上がりはしないのだから無視しているわけではないのだけれど。

良くはない。
楽しければいい気もする、ただ、それはプライドの問題で。
いや、必死に目を開いて見ていたって、それはいかほどのものか、詰まらぬものじゃないか、そんな気もして。

前置きがあまりに長い。
記事も長くなるかもしれないが、何個かに分けて書く気もあまり起きないので、ひとつのエントリに閉じ込める。

・AKASAKA HALLOWEEN 2014 アイドル×お笑い ハロウィン@赤坂BLITZ

その前に、埼玉の奥地まで行って、2日後の整理券を貰いに行って、大して人がいなくて、

雨が降っていて、もちろん屋内のライブハウスには何の関係もないのだけれど。
赤坂の街ぶらつこうと思ったのだけれど、あまりの雨に萎えてしまって、地下街でチャーハン食って。

雨のせいか、最初はあんまり人がいなかったのだけれど、中盤からはそれなりに大入りだったね。

・アモレカリーナ(スペル知らず)
子供たち。
小学1年生くらいかと思った。あれだけ大きくてそんなわけないのだけれど。

子供だから、個々人の能力の差が大きいから、真面目に分析しながら見たりするとひょっとしたら面白いのかもなんて思った。一人一人が全然違うしね。
僕の趣味ではない。

・hy4_4yh
低音ドコドコ鳴らしてラップでぶっ飛んで、はわかったから、もっともっとこの道進んで誰もついてこられないくらいになってからまた見たいなとは思った。

・吉川友
小さすぎるミニスカポリス?ちょっと違う?鞭?なんて格好で登場して、ずっとチューブトップの胸のあたりをずり上げてばかりいて、そのうち3分くらいはけて、上からマント羽織って出てきてたね。

なんでこんなイロモノキャラになってしまったのかはよくわからないけれど、まあ、そんなイロモノ感も含めて、緩急自在にきっちり自分の世界に引き込むところ、イロモノでもちゃんと丁寧に自分を売り込むこともして、とても強いと言うかプロと言うか、まあ、ハロと言うか。

・Chu-Z
韓流にとてもよく見え。
安定してるいい年のお姉ちゃんたちなので、ハマる人はハマるんだろうなあと。

・nanoCUNE
魔女の帽子みたいなのつけて現れていたね。

この人たちこそなんちゅうか、僕は見るふりして碌に見ていなくて。
この子たちは人形で、同等のビジュアルと運動能力持っていれば、正直、誰でもいいと個人的には思っているので。
それは僕にとっての印象の話で、別にnanoCUNE自体に何か問題があるわけでもなんでもなく。
ただ、僕にとっちゃ、交換可能だってだけで。

良い柔軟性でピシピシ踊る、それと軽快なデジタル風味のロックをトリガーにして、踊りながら没頭する。
僕にとっちゃそんな時間で。あんまりワンマンとか見たいんじゃなくて、長くても30分、浸かりたい、そんな子たちで。

・palet
SNOW DISTANCEは好きなんですよ。ホント。

ピシピシちゃんとやってるのもいれば、ゆるゆるなのもいて、ああ、と思ったのだけれど、考えてみたら姉貴なんてもっとアレなわけで、いや、あそこまでアレじゃなかった気もするのだけれど、もう今はアレなわけで、と考えると、所詮こんなものかとは思う。
昔ほど図抜けていなくてもやはりゆいちは強く踊るし、みっきーはキレる。
昔ほどボトムもボトムじゃないんだけれど、でも明確にボトムはボトム。

・PASSPO☆
赤ボーダーのロングTシャツに思い思いのデニム、メガネ、三角帽、ウォーリースタイルで登場。
無印良品と、あとは有紀美のお手製だとか。
低予算でやっておりますって、杏ちゃんが。
ねぎがぽよんぽよん、ぽよん。この日はあんまり見ていなかったけれど。

どうだったんだっけね、久々にそこそこ人が密集した中でのフライト、だったような。
だからって、そんなにぎゅうぎゅう圧縮された気もしなかったのだけれど。
どうだったんだっけね、あんまり覚えてないよね。

・SUPER☆GiRLS
覚えていないわけじゃなくて、まあこうめちゃんこうめちゃんだしなぁぽんは大きくなったのだけれど、それで、PO☆さんなんかとは明らかに方向性違って、いかにも正統派束物アイドルなのだけれど、まあ、大資本とは言え、ここまでお互いによくやってるよなあ、と。
なんつーか、アイドルって結局仕掛けなのかなあと思うと悲しくなる。

昔ほど曲に嫌悪感抱かなくなったなあ、と。
あと、みれい、綺麗になったよなあ、と。

・Cheeky Parade
白塗りで登場。額に肉とか書いたり。
誰が誰だかさっぱりわからなかったから動きだけ見ていたのだけれど、まあとにかく踊るしブンブン踊るしそのすがすがしいまでの全力感と、客のすがすがしいまでの壇上を見ていなさがホントぶれないでいいなあ、と。
スプリントならとにかく煽って低音鳴らして飛ばして終わるよなあ、と。

ここで疲れて、さこ推し2人で離脱して、温野菜でしゃぶしゃぶつっついて。

接触は握手さこのみ。
(生きてるー?)
「うん」
(生きてるー?)
「うん…ツインテールやって死にたい」

ハロウィンは嫌いだと強く言われ。

・PASSPO☆5周年カウントアップツアー後編1,2部@仙台RENSA

夜行バスで転がり込み、ホテルでしばし仮眠し、マクドナルドで久々に朝食を食って、物販並びで酒を入れて、公式ブログにお知らせが上がらないことを確認して。
両部とも、中央付近で、前後する人たちになったり、巻き込まれたり、していたね。

1部は前日に引き続きウォーリー、さこはMCでも「(こんな格好をしていて)死にたい」なんて言っていて。
あとははっちゃけに「滑ると思った」なんて毒づいたりしていたね。

2部。
新衣装。
何がどうとは言えないけれど僕は好きです。

MCが白眉。
踊りがうまい人(ex.鈴木愛理)は力の抜き方が上手いんだろうね、クラシックバレエ経験者の杏ちゃんと森ちゃんの踊りの違い、なっちゃんとまこしゃまがFINAL VISIONが踊れない、「なっちゃんの踊りはお遊戯会クラス」(byさこ)、まあそんな話だったのだけれど。

全身ガッチガチの筋肉、熱血男の子気質、そんな森ちゃんはとにかく踊りが固いなんて話で、プリライを実演したのだけれど、その森ちゃんの全力プリライが絵にかいたような滑稽さで、面白くて。
そんな0か100しかない森ちゃんをさこが可愛いと言い。

森は男の子としても一生懸命、乙女としても一生懸命、全力が生み出す果てしないギャップが一番の魅力で、まあ、この子推して不幸せになることはまずないんだろうなあと思うけれど、深く長く推した時の森ちゃんってのはあんまり想像つかないけどやっぱりこの印象のまま深くなって仲良くなるだけなんだろうなあ、と。
だからやっぱり不幸せにはならないんだろうなあと。

森ちゃんは出来ないんだろうけど、同様に杏ちゃんはパキパキしたのはできないんだろうかね。
こっちはやらないだけだと思ってはいる(もちろん苦手だろうけど)のだが、まあ、好きに踊らない杏ちゃんに価値はないからなあ。

No.1 BoyとSee You Againは久々だったねえ。
後者は冬に向かっていく中で聞くと、やっぱりあのころを思い出して。しんみりして。
これを聞くといつでも涙していた男も、今やどこに行ってしまったのだか。
冬の曇天のうす暗い下で、屋外で聞きたい曲なんだよね。

新曲、9人体制最後の曲、TRACKS、初披露。
グランドクルー&エアポートカルテット体制で繰り出す、疾走感あふれる軽快な青春ロックナンバー。
PO☆さんには一番似合っていて、なおかつなかなかのいい曲だとわたしゃ思います。

当然、キーはまこしゃまなのだけれど、間奏で馬跳びをしてからの落ちサビ、息切らしてへろへろでリズム取れなくてめちゃくちゃで。
これこそまこしゃまって思ってしまったしまあでもこれが許されるまこしゃまなんだろなと、許す僕はアイドルまこしゃまがやっぱり好きなんだろうなと。

さこは両部通して、もちろん本来の出来ではないにしても、ちゃんと最後まで笑顔で、ところどころでウィンク決めて。
腕振り上げてさ、下ろす先に、さこがいるんだよね。

出来云々なんて思う余裕なくて、ただ、ちゃんといるってこと、それが嬉しくて、だから2部では周りにも呼応してテンション上がって。
とても楽しかったんだよね。当たり前のことが当たり前じゃなくなるときに当たり前を幸せだと思う、それはどんなことでもそうで、これもそうで。

で、今日は大丈夫だなって思えたから、目を外して他の子を見られた、これはまたね、幸せで、リハビリを見ていて一段階上がったような喜びで。それは言い過ぎで。
でも、まあ、ホント、嬉しかったんだよね。

接触は、仮装だハロウィンだって言うから、ちょっとやってみて、その記念にさこと2ショット、あとは杏とさこ、握手。

さこはモノマガジンでの写真に写っていた、綺麗に筋の浮き出た脚を褒めたら、かなり良いリアクションで。
これまでも何度か褒めたけれど、逆に筋肉付くのいやだなんて言っていたのだけれど。
2ショット見たら腕も太くなっていた気はするし、身体ちゃんと鍛えているのは本当なのかも。
だとすれば、この低迷期乗り越えれば、1段階違うさこが見られるかな、なんて、明るいことを無理にでも考えてみて。

杏ちゃんにはお礼言いに行って、頭下げたら、メガネのふちが黄緑だって褒められたけどそんな話したかったんじゃないのだけれど真面目な話してもしょうがないか。

新幹線で帰って、結局牛タン食えなくて、車内販売で牛タンジャーキー買ったらただのコンビーフで、電車乗り継いだら最後に乗る電車間違えて家と逆方向行って、降りた駅は立派だったけど周りに何もなくて、タクシーの運ちゃんに聞いたら数駅先の高そうなホテルの名前しか出てこなかったから、諭吉さん1枚で家まで帰ったよね…

・PASSPO☆&palet学園祭LIVE2014 秋のからっ風こんさぁと@日本工業大学 体育館

午前中は所要を済ませ、2日ぶりにこの大地へ。
体育館はオルスタスタイルで使ったけれど、とても広く、フルに入れたら2,000は余裕で入るだろうなあ、という大きさ。その中、300人程度だったのかなあ。

待ち時間があまりに長くて、スマホで適当に曲をかけていたのだけれど、前に居た森ちゃん推しが、森ちゃんのパートになるとスピーカーに耳を近づけて、実に幸せそうにしているのを見て、そういえばこんな時期、僕にもあったっけかと。
きっとなかったなと。
そうなりたいな、と。

初めはpalet。
感想は2日前と別に変わらない。
ゆゆちゃん、つるんとした顔してるな、なんて。
で、モーションとしてはやっぱりゆいちだな、と。BIYの間奏のきびきび感とか。

後攻でPASSPO☆。
そこそこ激しいリストだったけれど、こういうときにキャンディー・ルームを多用するのは、これがPASSPO☆だと思っているからなんだろうね。まあ実際そうなのかもしれないけれど。
こういう雰囲気ならまああんまりきびきびしないだろうなあとも思う。

この大学、男の子が多いなんて話から、客の女の子いじり、杏「ここなら男の子選び放題でしょ?」→はい!→おいっ、なんてMCだったっけね。
杏ちゃんだったっけ。

アンコールをPO☆だけでコールしてしまったのはいただけなかったね。途中でやめちゃうし。
やめて、結果、ただのアンコールになって、で、paletちゃん出てきたし結果、よかったけれど。

接触、さこと杏。
杏には焼きそばの話されて、買って来てなんて言われたっけね。
さこには、行商の留学生相手に値切ったら成功してしまって買ってしまったゴマ団子押しつけたり、あとはご機嫌伺いだったり。

(来週も来てくれるかな?)
「いいとも…」
とても弱々しく。

3日間とも、接触では本当にぼんやりとしていた。

9人体制で、ワンマン、あと10回だってね。
来週はちゃんといるのかね。
いたっていなくたって列車は進む。
そんなに求めはしない、小難しいことも言わない、それは妥協で堕落だとしても、列車に乗る、列車は進む。