通底基音は鳴っているのだけれど、それはそれとして、そんな変な落ち着き方とか投げやりな気分、ネガティブではなく、自然に、見たいな、追いかけたいな、と思えるようになってきた。

一緒に戦うってのはあまりにこちらの独りよがりだけれど。
一緒に転戦していくというか、そんな気分すら芽生えてきて、その中で、トンネルは抜けだしたからと言って、反動でテンションを上げるでもなく、とても、冷静に、見られるようになってきた(といっても、比較的前の方、混戦の中でステージを見上げても、そんなに隅から隅まで見られるわけでもないのだが)。

なんでこんなにしょうもねえなあ、と思うのに、離れないのか、まあ僕が馬鹿なのか、PASSPO☆がそれでも諦めきれないのか、さこが好きなのか、よくわからないけれど、決定的に嫌になっておらず、むしろ行きたいなんて思っているのだから、そんなうちは行きたいと思う。

関東から北へ行く新幹線は3割引きほどで出してくれるもんだから、妥協して、新幹線にしてしまう。
11時に着いて、会場を確認して、裏の牛たん屋で定食を食って。
RENSA前の通りのベンチでぼんやりして、物販の列に並ぶことなく。
RENSAの物販は建物内の階段に並ばせるのだけれど、7階まで登るからやたら時間がかかるし、狭い空間だから熱がこもる。
途中の階に「給水ポイント」なんて言って給水機が置いてあったり、ミニ扇風機が稼働していたり、そんなのも味と言ってしまえば味なのだが。

接触は握手のみ、さこてぃ・もりしそれぞれ4枚ずつ。

森ちゃんにははっちゃけのことでけなしてみたり文句言ってみたりなのだが、まあ、言われ慣れているのだろう、さほど効いた様子もなく、ごめんね、やめられないんだと言われたりしただけ。

さこはいつもよりさらに力の抜けた様子。寝不足はその後如何?なんて話など。
相も変わらず、いろいろ忙しく、いろいろ仕事をしているらしい。
返答も相も変わらず、投げやりというか、なのだが、本当に気を抜いて素に近いのか、僕用にギアを組み替えて、こんなのがいいんでしょう?とやっているのか、知らないし、どっちでもいい。

本番@RENSA。
下手中央、4列目あたり。
開始直後に混乱したので中央に進出したり、戻ってみたり。
イグナイターとして丁度いいベビジャンスタートからの、久々な気もするビースト。

この日はセトリをさこが作成、ということで、お決まりの、「さこが踊りたい曲」か「さこが目立つ曲」ばかりが並ぶリスト。
前者は小町、Tap My Toe、ストファイ等であり、後者はMASK、じゃあね、ロックダ、「I」等である。

前者の観点で言えば個人的にはキス=スキの、すべての振りがフラットな力配分で並びつつ無理なくつないでいく、抑制の利いたサビの振りこそ至高だと思っている(もっともこれは僕の個人的な思いであり、そもそもさこがこれを踊りたいと言っているというのは聞いたことがない)し、後者で言えばラブダも入れてよかったのではないかとは思うが、まあ、ラブダなどは偶々選から漏れたのであろう。

その中で2DAYSが入っていたのは嬉しかったけれど、全体を通して言えば、さこのエゴイスティックなリストなので、圧倒的に盛り上がるとか特にそういうことはなく、平均点のリスト。
ダムダムでアクセル踏んだかと思えばmcを入れる、その後無題、WANTEDでさらに踏んで行くかと思わせてキャンディで落とし、これやれば盛り上がると思っている感のあるステゴーへ繋ぐなど、思い切り踏みきれないリストであったのは確か。

こんなさこの個人プレイな、だからこそさこ推しとしてはいろんな意味でにやにやしてしまう、そんな日だから、さこをじっと見て踊りを堪能するというのが正しい楽しみ方じゃないかなと思って、その通り実行していた。

今さらさこの踊りの何処がどうとは特別意識はしなかったのだが、ただ、Tap My Toeにおいては、スパンスパンキレよくもちろん踊っていて、さこの面目躍如なのだが、やっぱり下半身の動きと腰を曲げて前かがみになる時ほか、身体を曲げる時の角度等において、杏ちゃんのほうが綺麗だなあと思ったりして。
僕は杏ちゃんに軍配をあげたいのだけれど、固めの動きを要求されるものについてはもちろんさこに分があり、そんな2人の関係はこれからもずっと変わりはしないんだろうなあと、哀しくもあり。

そもそもさこに優美さや柔らかさ(付け加えるなら曲中に表情で表現すること)を期待してはいない。ソリッドでキレよくリズムよく、見ていて気持ちよく踊ってくれれば、後は各クルーのパフォーマンス面の底上げに寄与してくれればそれでいいと思う。
今さらその面においてスペシャルな存在になるとは思っていないし、ただ、しっかりやり続けてくれて、いつでも見れば気持ちよくなれる、小気味いい踊りをしてくれて、その上でミスを減らしてくれれば、あとはドヤ顔でもなんでもいいと思う。
そんな観点に於いて、必要十分な存在でいつまでもいてほしい、そう思う。

札幌は名古屋から続けての遠征で荷物が多くなるのを嫌ったのだろう、アコースティックと言ってもオケだったが、今回は赤坂と同じく、アコースティック編成での少女飛行。
本人たちの腕云々の前に、聞こえないベースだったり、なんだかいわゆる大人たちの段階で残念な気はしたのだけれど、それはそれなりにやっていて。
アコギを抱えたさこの、四畳半フォークソングなんてのが似合うたたずまいがなんとも言えなかった。

はっちゃけはノーコメントを決め込みたいが、これだけ。
今回の、枝豆をひたすら箸で隣の皿へ移動させる企画、さこは本当に自信があったのであろうし、本当にがっかりしていたんだろうなとは思った。

無題聞いて、あ、僕、無題好きだな、ぶち上がるなとは思った。

くちゃからのプリライ、確かに両方とも恋について語っているのだけれど、このつなぎはイマイチだなあと。
プリライはGUがやっぱり一番しっくりくるなあと。同テーマでのつなぎであれば。

「I」、センター付近にいたのだけれど、曲が始まる前に道が開いて、他のさこ推しに便乗させてもらって最前へ行って。
3人で最前だったけれど、三者三様、各々なりの最大限の、さこへのエネルギーのぶつけ方で、まあ、これで良いのではないかと思う。
大サビのさこソロだったかな、少しだけさこの顔が緩んだ気がした。
こんなのは思い込みであるし、そうであってもなくてもよいと思う。
譲っていただいた方々には感謝です。

終わった後は仙台出身の知り合いの導きで、何軒か。



なぜか仙台で味噌カツだが、ここの奥様が名古屋出身なのだとか。

珍しく、PO☆について真面目に話していた気がする。
僕としては、あくまでステージ上で感じたことのみ、真剣に、ここに書き記して行くことしかできないし、そこでしか彼女たちを評価したくないし。
それだけを真摯に行っていくことが彼女たちへの礼儀
…なんてのは全く独り善がりで、僕が楽しいからやっているだけのことで。