以下垂れ流し。ただ、AKBについて語るわけでもないからさらに退屈かも。

内容も、そんなに深いところまで突っ込むつもりもないし。


本日はフジテレビ系「ラスト・フレンズ」他何本かのドラマが最終回を迎える。別段今日に限ったことではない、6月の終わり、第2スティントなんていうわけないね、第2クールなんていうのかどうか業界人でないから知らないが、とにかく、そのような時期であるわけだ。


Bメンの話の中に時折ドラマが出てくる。「ラスト・フレンズ」にはまってるのはまゆゆだったか。「絶対彼氏」の名前もチラホラ聞いた。間違っても「相棒」を語る子はいないし、「ラスト・コーション」なんてのも出てこない。これ映画だし。中学生メン見られないやつじゃなかったか?まあいいや。

俺はといえば、「相棒」は見るが(映画未だに見てねえ)、今クールは何も見ていない(CHANGEの初回は見た、その後見なくなり、そうこうするうちにバイトを再開し・・・)。つーか基本的に見ない。映画はというと、それに輪をかけて見ない。記憶が確かなら、「伝染歌」以来見ていないはずだ。


な~んで?


一方小説はといえば、きっとこの国の平均よりは読むほうだ。最低1週間に1冊、だから1年で50冊くらいは最低読む計算になる。もっぱら最近のものだが、たまには古いものも読む。9割以上が男性の作者だが、女性のも少しは読む。

与えられりゃあ、なんだって読むが、なんせビンボー学生、ほぼすべて文庫である(例えば古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」は高校時代からずっと文庫化を待っていた。ならハードカバーで買えよ)。しかし映画もドラマも見ない。何かストーリーを伝える、という本質的な部分では同じはずなのに。


な~んで?


俺はきっと、小説家にとってのいい読者ではない。

なぜなら、俺は小説を読んで(というか字面を追いかけて)、その作者の意図に迫ろうとする、そんな読み方はいっさいしない。勝手に想像する。

小説を一度書いてしまったら、あとは作者の出る幕はない、という思いがあるからだ、というのが一つ。

何かを訴えかけようとして小説を書く、そんなのは小説じゃない(と言い切ると語弊があるが。要は、「小説」というのはただ何かの物語であって、それ以上でもそれ以下でもない、と思うからだ)、という思い、これが一つ。

あとは、俺自身の頭の回らなさから来る読解力不足、これも一つ。


そして、なぜ映像で語られるストーリーを俺は見ないのか。

束縛を嫌うからだ。

映像は、そこに、例えば片山陽加がいることによって、あるいは、(大女優)浦野一美の一挙手一投足を映し出すことによって、明確な視覚的イメージを与えられる。はーちゃんをあやりんのイメージで脳内に映し出すことが出来なくなってしまう(別にできなくはないのだが)。

小説なら、例えば、島田雅彦の「優しいサヨクのための嬉遊曲」という作品の中に、逢瀬みどりという名の女子大生が出てくる。黒髪ロングだというだけで、俺は勝手にこのこの脳内映像をはーちゃんに当てはめて読んでいた。

このような自由が、映像ではどうしても利かない。100%の自由がない。


もう一つ、二つ。これは俺の勝手な理由。

本は自分のペースで読み、考えることを許してくれる。眠くなれば、本を閉じて寝てしまったらいい。また、視線は活字の上を滑らせながら、頭の中では別のこと、例えば沖縄尚学の東浜君の球筋について思いを馳せたっていいし、dreamの「Movin'on」の振り付けと「てもでも」「Baby×3」の微妙な違いについて考えていてもいい。別の本のストーリーを流し、その上でその本の登場人物を躍らせていたって、全くの勝手である。そのような、余裕のある時間を確保してくれる。

映像は、少し考え事をすれば、あっという間に置き去りにされてしまう。DVDなら巻き戻せばいいというものではない。巻き戻し、という行為が入った時点で、なにか別のものになってしまう、そんな強迫感を感じる。


何を言おうと、結局、「俺は映像作品を一定時間見る集中力がない」という事実への言い訳にしかならない。


それでも、束縛を嫌う、というのはあるかもしれない。たまに見る映画でも、ストーリーのはっきりしない作品、明確に始まりがあって終わりがあるわけではないような作品の方が好きだ。そして、何か一言でははっきりと言えないような、うん、なんだろう、ごちゃ混ぜの世界をそのままスクリーンにたたきつけて「後はテメエらで考えな」なんて作品、そういうほうが好きだ。

まともな解釈、捉え方はきっと俺はできまい。だが逆に、例えその作者であろうと、「まともな解釈」なんてのをこちらへと押し付けてくる、そんなのは嫌いだ。


・・・こんなこと書いて、「相棒」を見ている、というのは矛盾してるな。

ただいま23時。ぼちぼち「ラスト・フレンズ」も終わるのだろうか。

まゆゆはきっと見ているに違いない。中学生はさっさと寝なさいってこった。そんな中学生、希少種か。


いつだって、言いたいことの10分の1も言えやしない。それは、自分の中でろくにまとめもせず、ただつらつらと書いているからですな。