昨年,「魚肉ソーセージはアスリート食?」と題してつらつらと書きましたが,最近,にわかに「フィッシュプロテイン」というワードを目にするようになりました.日本かまぼこ協会が仕掛けていますね.→フィッシュプロテイン|日本かまぼこ協会|水産ねり製品製造業者の全国組織 (nikkama.jp)
先日,ヤマサちくわに勤めている高校時代の同級生と話す機会があって,そんな話で盛り上がったのですが,ヤマサちくわは素材と味にこだわっているせいか,アスリート食としてのプロモートに少し乗り遅れ気味とのことでした.
成分を詳しく知りたくなって,魚町のヤマサちくわ本店と隣接するサンヨネ本店で買ってきて調べてみました.

上の表は,練習前の小腹を満たす量(50g程度)と,含まれるたんぱく質の量が大体揃うようにして,成分と価格を比較したものです.
同級生によると「ヤマサは他社に比べて魚肉を多く使用しているのでたんぱく質が多い.その分,価格も高めだけどね.」とのことでしたが,確かにヤマサ特製ちくわは,タンパク質の割合が他の製品よりもだいぶ高いですね.そして,ちくわ・かにかまは脂質の量が低いです.スポーツ選手にとっては脂質も大事な栄養素ですが,三度の食事で多く摂取しがちなので低い方が良いかな.
コストパフォーマンスと味の観点で,ざっと表を見渡してみると・・・.迷いますね.

実際に食べ比べた感想は,ちくわの中では,やはりヤマサ特製ちくわがとても美味しい.うーん,価格的にちょっと迷う.
余談ですが,野菜ソフトが調査品に入っているのは,「定番商品で美味い.」と聞いたので,今までおでんの具でしか食べてなかったけど,試しに生で食べてみた次第です.

「ヤマサの製品はどれも生で食べれる.というか生で食べるのが一番美味しい.」と,同級生が力説してましたが,その通りでした.ビールに合う.ビールのお供は黒胡椒豆竹輪が多いのですが,これからは野菜ソフトも仲間入りかな.
以上,今回も徒然なるままにしたためました.
最後に少し真面目な話です.
ジュニアの皆さんは宿題や塾などが終わった後,急いで体育館に駆けつけて練習をする場合が多いと思います.
そんな時でも,各々で工夫してタンパク質+炭水化物を摂取するようにし,空腹の状態で運動することが無いようにしてくださいね.
そして練習後は,筋肉を回復させるためにもバランスの取れた食事を速やかに取って,睡眠時間もしっかりと確保することをお勧めします.
21時まで練習すると食事から就寝までの時間が短くなってしまい,ここがジレンマですが,成長期には適切なバランスの「運動」「栄養」「睡眠」がとても大切だと思います.
以上,今回調査した製品の写真を掲載しますね.
なお,調査したサンプルはビールと共に消費しました.(笑)