寒い冬、「夏は天国」な私の実家は「外と同じ寒さの家」となります。
なので、恐ろしくて足が向きません。
しかし、どうしても行かねばならないことがあったので電気敷き毛布を持参で泊まりに行きました。
あまりの寒さと乾燥で、裏庭も寂しそう。
うす氷の下で、赤い金魚が‘のそ~‘と動いていました。
いや、実は「冷凍金魚」になっているのかと思ってビックリしたのです。
動いているので、安心しました。
2.3日前に大学生の娘が「留学生たちが日光旅行のついでに、おばあちゃん家に寄ってみたいって」と言うので、
「私がいるから、いいよ。」と見学させてあげることにしていました。
なにやら、学生の交流喫茶を3人の大学生が運営しているらしく、安いコーヒーにケーキが出るので留学生に限らず出入りしているとやら…
「何人来るん?」
「7人かな」…本当は、8人来ました。
仕方がないので、義兄にも車を出してもらい迎えに行きました。
田舎の駅に、そぐわない団体はすぐに見つかります。
私の車は小さいので、身体の小さめな学生を「はい、こっちね」と誘導し、大きな男子学生は義兄の車に押し込みました。
ポルトガル・スイス・スペイン・中国と様々でしたが、日本語はそこそこ出来ていました。
外国人より、日本人の学生が驚いておりました、はい。
「すげ~、すげ~」
と、楽しい反応につい乗ってしまった私です。
お茶請けは、もちろん「採りたてのイチゴ(とちおとめ)」
留学生はなぜか、みかんの方に良く手が伸びていました。
でも時間があまりなかったので、イチゴとみかんはお持ち帰りにしてお庭見学に行きました。
山の上に登ったり、石を見たり、写真を撮ったり…
「おお、青春してるね~」
と、私も「心で青春の仲間入り」をしていました。
集合写真を撮って、お土産買ってまた車で見送りに。
駅で、最後に一人一人握手しました。
「楽しんで来てね。頑張って勉強してね」
西洋人はやっぱり、目鼻立ちがはっきりしているし足も長いし、ハッキリ言ってイケメンです。
私が密かに「おお、この子が一番かっこいいわ」と、目を付けていた学生がおりました。
彼と握手をする時、一応全員を見渡した上で「かっこいいわね~、みんな。」と、彼に向って言いました。
すると、その中では一番多く私と会話したと思われる別な男子学生が彼の後ろから、ひょこっと顔を出してにっこり言いました。
「イイエ、ソレホドデハアリマセン」
私は心の中で「おいおい、君じゃないんだよ。君は可愛いけどね、わたしゃこっちの彼が好みなのだよ((笑))」
と、きっと誰も気にしないであろう独り言をつぶやきました。
でも、後で娘に聞いたところ、子持ちの学生(30歳過ぎ)とか、院生とか、結構トシの学生が多かったそうです。
何処にしても、他の国で暮らすことは楽しい事も・辛い事も・嫌な事もあります。
日本の田舎でイチゴを食べた、という記憶が楽しい思い出になってくれたらいいなぁ~、
と、思いながら日光に向かう学生たちの姿を見送りました。
日光でも楽しく遊んできたらしいです。