食品偽装 安全性について
Amebaでブログを始めよう!

「餃子中毒事件」の影響による消費不況に関して

冷凍餃子から猛毒の「メタミドホス」が検出された事件により、大手の外食チェーンなどが、中国製食品や加工品を使用することをやめると表明しています。

そのことにより、店によっては、提供することができないメニューが出てきています。
また、同じ様なメニューを再開する際に、国産の材料を使用することになれば、コストがそれまで以上にかかることになります。

その増加したコストの分を、店側が価格を据え置きすることで負担するのか、値上げをしてお客側が負担するのか、という選択を強いられます。
価格を据え置きすると、もちろん店の業績はマイナスとなります。
しかし、価格を上げたとしても、外食を控える客が増えてくる可能性もあるので、外食産業にとってはどちらにしても痛手を負います。

この餃子中毒事件は、いまだに解決しておりませんが、調査を進めていくと、冷凍餃子を製造した後に、殺虫剤「メタミドホス」が何者かによって混入されたのでは、という見解が強まってきています。
そのことを受けて、物流会社や輸入業者などに対するチェック体制が、より厳格に求められることになるでしょう。
それにかかるコストの負担は、非常に大きくなると考えられます。

実際に、輸入されてくる食品が日本で消費するまでには、それが製造されてからいくつもの検査が行なわれています。
それなのに、餃子の包装袋に抜け穴が見つかりました。
輸入に関わる商社や卸業者、物流業者などは、さらに厳しい商品管理を強制されることになります。
また、関係する企業は、そのためのコストを負担することで、業績を圧迫しかねない状況となるでしょう。

客の外食離れや、物流関係会社の業績が低迷することで、日本の景気にも大きな影響を与えることになるかもしれません。

短すぎる賞味期限に関して

デパートやスーパーなどの流通業者は、消費者からの苦情をなるべく防ぐために、賞味期限を過剰なまでに短く設定するようにしています。

まず、商品を納入する食品メーカーなどに対して、本来の正しい賞味期限よりも、かなり短く賞味期限を設定させるようにし、その賞味期限が近づいてきたら、メーカーにその食品を返品してしまうのです。

ある食品メーカーでは、返品されてきた食品を、新しい食品の中にわからないように混ぜて、包装し直して再び出荷するという偽装を行っていました。
偽装を行なっていたメーカーの担当者は、まだ充分食べられる食品を捨ててしまうのが、もったいなかった、と言ったそうです。

もちろん、返品されたはずの食品を、再包装してまた販売するという行為は、絶対に許されないことです。
しかし、まだ充分に食べることができるものなのに、賞味期限になる前に返品して、廃棄してしまうという流通の仕方にも、大きな問題があるとは言えませんか?

デパート内のテナントなどにおいては、賞味期限の残り期間が近づいたら即廃棄するようにと、指導を行なっているところもあるようです。
まだ賞味期限になってもいない食品を、廃棄しないといけないテナント側は、情けないと思いながらも、どうすることもできないのでしょう。

また、テナント側は、このような無駄が発生することを見込んで、価格を設定しないといけないので、そこでかかるコストは消費者が負担することになります。
しかし、店によっては、賞味期限が近づいているものは、消費者にその旨を伝えて、値下げをして在庫を残さないなど、販売者と消費者の両者が納得できる方法で、無駄をなくすように販売方法を工夫しているところもあります。
矛盾だらけの社会をつくらないために、そのような努力を心がけて欲しいものです。

BSE問題から家族を守る

肉に関わる偽装は、ブランド地鶏に偽ったブロイラーから、牛肉の産地偽装まで多岐に渡ります。

鶏肉の産地偽装やブランド地鶏として偽装した問題は、決して許されることではないですが、命や体に大きな悪影響を与えるケースは少ないようです。

しかし、牛肉においては、未だ解決に至っていないBSE問題があります。
この問題に関しては、だまされてがっかりするだけではなく、命の危険性に関わることなので、神経質にならなければなりません。
だからといって、すべての牛肉が危険であるわけではありません。
安全を第一に飼育を行なっている牧場も、もちろんたくさんあります。

最近では、牛が生まれてから出荷されるまで、飼育されてきた記録を確認できる「トレーサビリティ」というシステムを提供しています。
また、飼育中に使用された薬の種類まで、明確に知ることができるので、豚肉や鶏肉はもちろん、特に牛肉に関しては、トレーサビリティによって詳しい情報を知ることができるものを買うようにすると良いでしょう。

それでは、少しでも、食品偽装から大切な家族を守るポイントを挙げます。
・まず、極端に安い食品は、どうしてそんなに安いのかをよく考えてみて、不安に感じる場合は買わないようにしましょう。
・できるだけトレーサビリティを提供している食品を購入しましょう。
・生産者の顔がわかったり、連絡先が書かれていたりするものを購入しましょう。
・表示を確認して、添加物が多く含まれているものは避けましょう。
・ブランドだから安全であるとは限らないので、ブランド名だけに振り回されないようにしましょう。
・なるべく、加工品は避けて手作りにし、素材から安全なものを選びましょう。
・新聞やニュースなどから、食品偽装に関する情報をこまめにチェックしましょう。

これを守れば絶対に大丈夫というものではありませんが、これらを気にしているだけでも、必ず違いが出てくるはずです。
大切な子どもさんや家族を守るためだと思って、今日から始めてみましょう。

中国ウナギ業界に悲鳴に関して

中国福建省には、日本向けに育てられているウナギの養殖場や、かば焼きに加工する工場が集中しています。
しかし、中国のウナギ業界は、日本からの注文が急激に減っていることで悲鳴を上げています。

福建省は、かば焼きの輸出量が中国最大で、その中でも、屈指の産地として知られるのが長楽市です。
そこでは、地下水が豊富で温暖な気候に恵まれており、ウナギの養殖に最適で、養殖池が各所に見られます。

長楽市のある養殖場では、日本向けウナギを加工場に出荷した量は、昨年は約100トンであったのに対し、今年は5分の1の20トンしかないそうです。
また、別の養殖場では、昨年約80トン日本向けに出荷しましたが、今年はそれを断念して、別種の大型ウナギを欧米や中国国内向けに養殖することにしました。

日本向けに出荷するためには、厳しい検査を受けなくてはいけません。
毎月、出入検査検疫局が養殖池で検査し、禁止薬物を使用していないか調査します。
養殖場の場長は、安全性も味も自信をもてると言っています。

福建省福清市の加工会社「福清斎翔食品」は、かば焼きの出荷量が、2001年は約4千トンあったのに対して、今年は1千トンを割る見通しです。
生産ラインも2本あるうちの1本は、去年から動いていません。
人民元高や原油の高騰などにより、輸出に不利となる状況も続いています。

「福清斎翔食品」の社長は、ほとんどの中国産食品の安全性を訴え、ごく一部の悪質企業によって、中国食品全体が打撃を受けるのは不公平だと言っています。

台湾産ウナギの品質PRについて

昔から日本では、「土用の丑」といえば、うなぎを食べる風習があります。
しかし、最近発覚した、国産ウナギとして産地の偽装をしていた事件によって、出荷の最盛期であるはずの台湾産ウナギは苦境に立たされています。

7月18日、日本と台湾のウナギ業界団体は、記者会見を共同で行い、台湾産ウナギは安全で、品質もとても良いことをPRしました。
そこで、日本鰻輸入組合の副理事長は、台湾産のウナギは日本のものとほとんど品質に変わりはないことを、強く訴えました。

台北国際空港の近くにある出荷場では、7月24日の「土用の丑」に向け、出荷作業が毎日慌しく続けられています。
台湾産のウナギは、品質検査を二重に行ったうえで、氷の入った水の中に入れて仮死状態にし、鮮度を十分保った状態で、日本へ輸出されるのです。
台湾産ウナギは、日本では、専門の料理屋などで使用されています。

最近日本では、ウナギの幼魚を台湾などへ輸出して、輸出先でウナギを育て、日本へ逆輸入するという「里帰りウナギ」が問題視されました。
「里帰りウナギ」の目的は、育ちの良くない日本の幼魚を、台湾などで、自然の状態に近い環境で上手に育てることです。
しかし、日本へ逆輸入する際に、日本のウナギ業者によって、「国産ウナギ」として偽装されていた事件で、悪いイメージが付いてしまいました。
これにより、「里帰りウナギ」は「輸入品」として扱われることになりました。

台湾の養鰻業界の狙いは、台湾産のウナギの9割を日本に輸出して、これからブランドとして日本で浸透させていくことです。

比内鶏と比内地鶏について

2007年10月20日、秋田県大館市の食肉加工会社「比内鶏」が、「比内地鶏」と偽って、約10年前から「比内地鶏くんせい」に廃鶏を使用していたことが発覚しました。
6、7年前から比内地鶏が注目し始めると、生卵や鶏団子など、次々と偽装商品を開発していきました。
「比内鶏」では、比内地鶏がブームになる前から、すでに偽装されていたということで、比内地鶏というブランドを傷つけるような重大な偽装事件となりました。

「比内鶏」という鶏は、縄文時代以前から、現在の秋田県にあたる比内地方に存在していた、日本固有の種です。
品種改良がされておらず、野鶏に近い貴重な鶏で、学術的にも優れていることから、1942年には、国の天然記念物に指定されています。
それによって、食べることができなくなってしまいました。
そこで、比内鶏の特長を受け継いだ食用として開発されたのが「比内地鶏」です。

比内鶏の特長を十分引き出すために、数百種類の鶏の中からパートナーとして選ばれたのが、「ロードアイランドレッド種」です。
雄の比内鶏と雌のアメリカ原産ロードアイランドレッドを掛け合わせて、一代限りの雑種を作り出し、「比内地鶏」として品種を固定したのです。

普通の鶏に比べて、比内鶏は体が小さくて、繁殖力もあまりないので、あまり食用としては向いていませんでした。
しかし、大型で繁殖力の優れたロードアイランドレッドを交配させたことで、このような問題を解決し、比内鶏の良さを出しています。

比内地鶏は、名古屋コーチンや薩摩地鶏と並ぶ、日本三大地鶏に数えられています。

日本農業にとって「餃子中毒事件」は?

「餃子中毒事件」は、国内の農業や水産業の関係者にとっては、朗報だという考え方もあります。
この事件は、消費者がこれまで以上に「食の安全」について、意識し始めるきっかけとなりました。
そして、肉や魚、野菜や果物など、国産のものを積極的に選ぶという動きは、日本農業にとっては、とても喜ばしいことです。
とくに、地域でブランド化している農産物や水産物については、価格がさらに上がることになるでしょう。

しかし、地域産のブランドだけに、集中して消費者が買い求めることは考えられません。
安価で安全な品質の食材を、求める動きも出てくるでしょう。
地域産の農産物や水産物は、その地域で消費するという「地産地消」が促進されるかもしれません。
もうすでに、地元で採れた野菜などを、学校給食で積極的に使用している地域もあります。

ただ、食品対する消費者の眼は、かなり厳しくなってきています。
国産といっても、衛生管理においてはそれまで以上に追求されるでしょうし、次々に発覚する偽装事件も見て見ぬ振りできません。
そのことから、全ての農業や水産業関係者が、必ずしも朗報とは言い切れません。

また、株式会社が農業に進行してくる動きも出てくるでしょう。
低価格の中国産食品を使用できなくなったことで、「農業の株式会社化」を行なうことで、食材を自社で作り、コストの削減を図ります。
ワタミなどの外食企業、メルシャンなどの飲料メーカー、キューピーやカゴメなどの加工食品メーカーが、すでに農業に参入しています。

「餃子中毒事件」や数々の偽装事件によって、さらに「食の安全」について追求されることになり、消費者が商品を選択する眼はより厳しくなるはずです。

「丸明」BSE未検査肉保管について

飛騨牛の偽装表示事件を起こした食肉販売会社「丸明」が、BSE感染牛が国内で初めて見つかった、2001年9月以前に食肉処理されていた大量の牛肉を冷凍保管していることが、岐阜県警と県の調べでわかりました。

これにより、BSE検査を受けていない牛肉が、市場に流通している可能性があることから、岐阜県は厚生労働省に連絡を取って、冷凍保管されている肉を搬出して詳しく調べています。

6月23日には、日本農林規格法違反などの容疑で、県が立ち入り調査を行った際に、冷凍倉庫に未検査の肉が積み上げられて、保管されていることを確認しました。

肉の入った段ボール箱には、1995年や99年に加工したことを示すラベルが貼ってありました。
関係者によると、これらの時期の加工肉は、少なくとも十数トンもの量が保管されていたようです。

丸明は、冷凍肉をミンチ用肉として、1日150~500箱を大手スーパーなどに出荷していました。
同社の元従業員は、社長の指示によって、5年以上前の冷凍肉を混ぜていたと証言しています。

01年10月から始まったBSEの全頭検査は、食肉用の全ての牛を対象としていました。
また、全頭検査前の未検査の肉は、国が買い上げて処分していました。
そして、その当時、丸明も約47トンの処分を申請しており、助成金も受け取っていました。
いまだに、未検査の肉が残っていたことは、想定外だったそうです。

丸明の吉田明一社長は、県が行なった事情聴取に対して、全頭検査前の肉を保管していた目的については、はっきりと説明をしていません。
厚労省と県は、食品衛生法違反も視野に入れて調べています。

「白い恋人」の賞味期限改ざんに関して

全国的に有名な北海道土産のお菓子といえば、チョコレート菓子の「白い恋人」です。
ところが、その製造元である「石屋製菓」が、2007年8月、一部の「白い恋人」が賞味期限を改ざんして販売されていたことが発覚しました。

また、「白い恋人」と同じ工場で製造されているアイスクリーム類から大腸菌群が検出され、さらにバウムクーヘンの一部からも黄色ブドウ球菌が検出されたのでした。

石屋製菓によると、「白い恋人」の30周年キャンペーンで販売された、限定商品の在庫を一掃処分するために、限定商品用の包装から通常のものに包み直す際、正確な賞味期限よりも1ヶ月も延ばした日付を記載するようにと担当取締役が指示したそうです。
改ざんされた「白い恋人」は、56枚入りのセット4328箱で、そのセットを回収することにしました。
この問題が発覚したきっかけは、同社に改ざんを指摘する内容のメールが届いたことによります。

また、菌が混入された可能性が高いバウムクーヘンは177個で、そのうちの20個を回収しました。
しかし、この問題が発覚した以前に製造したものは、安全確認がされておりません。
一方、アイスクリーム類は菌が混入した可能性のある個数がはっきりとわかっておらず、約3万4千本を自主回収しています。

さらに、滅菌処理が十分に行なわれていないことを、保健所から指摘されています。
今回検出された菌は、体調が良くない場合に食中毒を誘発してしまう可能性があるそうです。
食品を扱っているのであれば、衛生管理をしっかり行なって欲しいものです。

「三輪そうめん」返品を再出荷

奈良県の「森井食品」は、返品された奈良県特産物である「三輪そうめん」の賞味期限を付け替えて再出荷していたことが発覚し、2008年6月、農林水産省は森井食品に対して、日本農林規格法に基づいて、改善命令を出しました。
森井食品は、2002年にも長崎県産のそうめんを、正しく産地表示しないで「三輪そうめん」として販売し、日本農林規格法から改善を指示されたことがありました。
そして、次に違反することがあれば、刑事告発されることになり、厳しい罰則が適用されます。

農林水産省によると、森井食品は、三重県にある関連会社「森嶋食品工業所」に指示して、返品された「伝承手延三輪素麺」など、通常1年半の賞味期限としている48商品を、1年半先の日付に書き換えて再び包装し再出荷していました。
三重県も森嶋食品工業所に対して、日本農林規格法に基づいて改善するように指示しました。

森井食品と森嶋食品工業所は、カビが生えて変色した麺は除去して詰め替えていました。
ところが、日本農林規格法によると、販売し会社の管理下から離れた返品の商品を、賞味期限を書き換える行為は禁じられています。
森井食品は、7年前から返品の賞味期限書き換えを行なっており、全国のスーパーマーケットや百貨店で、1キロ約3千円で贈答品などとして販売されていました。

また、森井食品は、「くずきり」の3商品も同様に、返品の賞味期限を2年先に延ばして、再び販売していたことがわかっています。