大きな古璽の朱文と言いますか巨璽ですが
このまま布字すると
朱墨が逆さまになってしまう。
師匠から『逆です』のコメントが来ても
おかしくは無い…
そこで…
こう言うのは記録の為にも
やり直すのが一番いいですね
やはり校字だとか布字が楽しいわけで
ここはもう一度始めから作業する。
不必要かもしれないけど
朱墨を塗ります。
満遍なく塗ります。
最近こういう作業の場合に
満遍なく塗ります。
塗り塗り
細く仕上げます。
墨で攻め過ぎたら朱墨でまた書き直します。
転写、填墨が粗彫りで
仕上げが補刀に似た作業に感じますね。
コツコツ準備します。
最近こういう作業の場合に
書印会の稽古場でも
あまりやらないかもしれない。
時間とお金が充実してた頃は
稽古場に何でも持ち込んで必死になって
作品制作しました。
だいぶ前ですが師匠の池田樵舟先生が
稽古場で布字の修正をしてくれました。
だいぶ前です。
そう言うのを見て覚えたことの応用ですね。
印稿制作も布字も補刀も
捺す作業もほんの数回ですが
稽古場に弟子たちが少なく
ガラーンとした日に
先生と一緒になってやった経験があります。
印の大小や目的によって様々です。
大変貴重な作業が多くて
たまに最近の他のお弟子さんに
『そんなやり方!…知りません』
なんて言われたりします。