今回の模刻は今まで覚えた事とは
あえて違う方法や手順を色々考えて
工夫してみることにしてみた。
今まで比較的にマジック転写という
方法を多く使っています。
コピー機のトナーがマジックインキで
紙から剥がれるのを利用して表裏を反転させ
印面に印稿を写し取るのですが
印稿をトナー式のコピー機で
コピーしなければならないのです。
ウチにはインクジェット式のコピー機しか
有りませんからコンビニやスーパーまで
わざわざ行かなきゃいけない。
今日も千葉は雨交じりの突風
嵐の中わざわざ出かけたくない。
朝っぱら本業の仕事の荷物が届き
宅配便の送り状が…
カーボン紙になってるのに気がついたので
利用することにした。
それでは白文の布字をやってみます。
送り状をテキトーに切って
カーボン紙側を刻する印面に被せ
側面にセロテープで貼り付けます。
予め模刻する課題を
トレーシングペーパーなどの透ける紙に
写し取り送り状の上から裏返しにして
貼り付けます。
あとはなぞるだけ。
丁寧に仕上げておき
水で洗って乾かしてから
良質の朱墨を濃く擦り
満遍なく塗っておきました。
この方が印材直接より明瞭に
カーボンが乗ります。
カーボン紙によって裏返しに
濃く擦った墨で課題の印影を見ながら
左右逆に小筆で書きます。
下地に朱墨を塗ってありますから
裏返して二回目、
墨で三回目
実際の印影を良く見ますので頭の中にも
入って来ます。
太くなり過ぎたりマズイところは
布字は大変ですが同じ様にやりました。
小筆で書き難い場合には
無理せずにボールペンなど違うもので
代用しました。
面白く作業が進めばいいじゃないですか。
あと朱文の布字が3つ
あわてず明日やる事にします。