今回は読書感想文。

 

「武器になる哲学-人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50-」 山口 周/著

 

哲学は勉強しておいた方がいいと思って、手に取ったのがこの一冊。

哲学初学者にも、読書初心者にもオススメです。

哲学って難しいイメージがありますが、

著者の方が、嚙み砕いて、読み手が理解しやすい程度の深さで哲学者の思想を紹介してくれています。

また、本書では50人の哲学者の考察を取り上げており、

一つ一つの内容が数ページなので、興味のあるものだけ、気楽につまみ読みすることにも向いています。

50個の中で、僕が面白いと思った思想を一つ上げるとしたら、

 

ジャン・ボードリヤールの「差異的消費」

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ひとが消費(ものを選ぶ・買うということ)するとき、

「使いやすい、役に立つ」といった理由

「デザインや素材感が好き」といった理由

を超えて、

「なりたい自分像に近づきたい」といった理由に基づいて、それを選択している。

そのなりたい自分像は、他人との「違い」で規定される。

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つまり、僕たちがものを買うとき、

無意識に「自分は他の人とは違うこと(個性)」を示せるかどうかを基準にして選んでるってこと。

例えば、オーガニック食品を愛用するとか、

郊外の田舎暮らしを選ぶとか、

は、それを選択しなかった他の人たちとは、自分は違うんだと示すためというもの。

 

僕も最近、やたらと無添加食品ばかり選ぶようにしていますが、

自分の中では、「健康のために」選んでいるつもりです。

でも、実はこれも差異的消費の一つなのかもしれないと思うと、ちょっと面白いですね。