東電は電気料金値上げで売上高が4兆8000億円と前年同期比で10.8%増えたことが要因で2313億円の黒字であるという。ただ東電は柏崎刈羽原発(新潟県)が再稼働しない場合はさらなる値上げを示唆している。原発を稼働させなければ、電気料金の値上げとの表明は、ひとつの脅しである。
賠償資金として原子力損害賠償支援機構から交付されたお金を特別利益に計上したため、純損益は7726億円の大幅な黒字となったという。原子力損害賠償支援機構から交付されたお金は5000億円前後でないかと思うが、ここでは公表されています。簡単に表現すれば、国(原子力損害賠償支援機構)からの支給金である。「臭いものには蓋」をして、国民の批判を避けているのだろう。
報道3の要点は以下である。
1、福島第1原子力発電所事故の賠償資金として原子力損害賠償支援機構から1180億円の追加交付を受け累計交付額は3兆4757億円。
2、政府による賠償資金の援助枠は、4兆9088億円に拡大された。17日までに支払った賠償金の総額は3兆3419億円で、1兆6000億円弱の余裕がある。
1、電気料上げ赤字を圧縮 電力10社4―12月期決算
http://www.asahi.com/articles/ASG104675G10ULFA00S.html?iref=comtop_6_02
2、東電、値上げで黒字に 営業益2313億円 4~12月期決算
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014020102000114.html
3、原賠機構、賠償資金1180億円を東電に追加交付
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2201P_S4A120C1EB1000/