2004年05月05日(水)  こどもの日明け方の月は赤い | NPO法人生涯青春の会

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ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

 


大型彗星が次々にやってくると思えば、今度は皆既月食。今年のゴールデンウィーク前後は天文ファンにとって大忙しい。55日「こどもの日」の未明に見られる皆既月食は、望遠鏡や双眼鏡がなくても見られるという。皆既月食は「太陽-地球-月」の順番に並び、月が地球の影にすっぽり入ってしまった時に起こる。55日、西の空で月が欠け始める時間は真夜中の348分。食の最大になるのは明け方5時半。ただし、沖縄でないと皆既月食になるまでを見ることができない。
 
 ここで書きたいのは月の「色」。すっぽり地球の影に入ったはずの月が、うっすらと赤く輝くという。「これは地球をとりまく大気の層を通った太陽の光が、月面をほんのり照らしているから。太陽光のうち青い光は散乱されてしまうけれど、赤い光は大気を通り抜けてやってくるために、月が赤く見える」(兵庫県 星の子館から)2000716日の皆既月食の赤い月に写真を見たが、ややオレンジがかった赤い月なのである。まさに宇宙が作り出す芸術の極致と言える。

   明け方に ぼんやり浮かぶ 赤い月 宇宙が作る 極致の芸術