2004年01月30日(金)記述
2003年12月13日に太陽系を光の速度(30万キロ/s)で横切ると25時間を要すると書いた。そして太陽系が属している銀河系を横切るには10万年のかかると。宇宙に2000以上あるといわれる銀河の一つがこの広さなのである。まさに宇宙は無限の広がりを持っている。
国立天文台のすばる望遠鏡は「地球からくじら座方向に光の速さで約70億年もかかる場所にある大型銀河団を撮影、インターネットで公開した」(時事通信)撮影された写真の光は、70億年前の発せられたものなのである。70億年前というから、膨張を続ける宇宙の半ばの段階の姿といえる。
それにしても70億光年先であるということが、どうして分かるのだろう。ともかく信じられないほど遠い先なのである。火星探査機の報道が続いているが、地球から火星までの距離は光速で数分の距離でほんの庭先なのである。
人類の 科学の英知 限りなく 宇宙の果ての 光を捉える