現政権の歴史観と中国観

野田首相は1ヵ月ほど前「日中に領土問題はない」と言い切った。この貧弱な歴史観に唖然とした。田中首相・大平外相時代の日中国交交回復の時中国政府の見解は「尖閣問題など意見こことなるテーマは次の世代に送ろう」ということであったのだ。中国政府は、日中国交交回復の時、尖閣を日本領土と認めた訳でないのである。

もう1点を記述したい。

中国語講座をお開いたことがあり、日本に長く滞在している中国人講師を招いた。この人は長く日本にいるので日本文をかなり理解している。この講師は私の「中国人は絶対に謝らない」とアドバイスしていた。日本人と中国人の根本的な違いなのである。

　「中国人は絶対に謝らない」という事実を良く学習したい。日本の企業が今回の暴動で深刻な被害を受けている。しかし、中国政府が遺憾の意を表すことは絶対にないのである。日本企業は「壊され損」に終わるだけなのである。9月18日の毎日新聞の1面に次のように出ていた。

「日本企業などが襲撃され多大な被害が出てことについて『その責任は日本が負うべきだ』と述べ、今後、事態が深刻化するかどうかは『日本側の対応にかかっている』と主張した」

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