書籍の紹介 ガンも生活習慣病も体を温めれば治る | NPO法人生涯青春の会

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「ガンも生活習慣病も体を温めれば治る!」石原結実著 角川書店
http://www2s.biglobe.ne.jp/~h-h/health/atatameru.htm
目次 №5のみ引用
1、体内の老廃物の掃除屋・白血球
2、ガンは体によい!?「カン性善説」
3、発熱しても薬は飲むな
4、血液の汚れが、万病を招く
5、体温低下が、免疫力低下を招いている
6、体内毒素を排泄する「断食」のさまざまな効用

上記5を引用します。
5、体温低下が、免疫力低下を招いている
ここまで読んですでにおわかりだろう。白血球の働きをうながして免疫力を高めることも、アレルギー対策も、すべては「体温を上げる」ことが鍵を握っている。

 実際、ガンやアレルギー、膠原病など、免疫システムの狂いによって生じる病気が増えている一番の原因は、低体温化にある。私たちが子どものころは、子どもの体温は37度、大人は36度6分か7分程度であったが、いまの日本人ば子どもも大人も35度台の人が多い。

 実は、ガン細胞は35度で一番増殖し、39.3度で死滅する。したがって、体温の低い人はガンの格好の餌食となってしまうのだ。体温が一度下がると、37バーセソトも免疫力が下がるという説もある。体温が上がれぼ白血球もよく動き、免疫力も上がるのだ。

 新陳代謝が亢進し、発汗・発熱が激しくなるバセドウ病患者がガンになりにくいことや、ガン治療にも古代ギリシャの時代から「発熱療法」があったことは、すでに紹介した。「発熱療法」とは、体を発熱させることで、ガン細胞の増殖を止めようというものだ。

 こんな話もある。イタリアのポンティン湿原周辺の人々は、数百年もの間、ガンにかからなかったそうだ。イタリアの医師グループが原因を調査したところ、その沼にはマラリアの病原体をもった蚊が多数生息していることがわかった。つまり、住人たちは日常的に蚊に刺されてマラリアにかかり、熱を出していたのだ。マラリアによる高熱こそが、ガンの予防につながったと考えられる。

 では、反対に体温が下がると体はどう反応するか。

 まず体が行なうのは、水分を外に捨てることである。なぜなら、雨に濡れると体が冷えるように、余分な水分は体を冷やすからだ。

 たとえぼ、体が冷えるとくしゃみや鼻水が出る。体が冷えるとトイレが近くなる。さらに、寝冷えをすると下痢をする。偏頭痛も実は冷えからくる病気で、ひどいときには吐くこともある。これは、胃液という水分を体外に出して体を温めようとしている現象なのだ。

 腰痛や膝の痛み、肩凝り、四十肩、リウマチなどの痛みも、冷えが原因している。その証拠に、痛みは温めるとやわらぐことが多い。アレルギーもまた、余分な水分が原因する「水毒」の症状であることは、前に述べたとおりである。