155、脱原発の道筋は示されていない | NPO法人生涯青春の会

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 社説:震災1年 原発政策転換 脱依存の道筋早く示せ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120307k0000m070094000c.html
群馬県前橋市の赤城大沼は東電福島から190キロ地点である。
「氷上ワカサギ釣り」の聖地ともいわれる群馬県前橋市の赤城大沼。例年より6カ月遅れの今月2日、ようやく「釣り解禁」となり、待ちわびたファンが駆けつけた。ただ、釣ったワカサギはすべて地元の赤城大沼漁業協同組合が回収してしまう

群馬県前橋市の赤城大沼は東電から190キロ地点である。このワカサギから暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超える同640ベクレルの放射性セシウムが検出されたからだ。東電から200キロ圏内の山の幸はほとんど食べることが出来ないと思う。

東京電力福島第1原発の重大事故は、「安全幻想」を根底から打ち砕いた。格納容器の爆発によって、深刻な放射能汚染が広がっている。それから1年が経過したが、経済の論理が全面にでて脱原発の動きはない。事故の恐怖を風化させではならない。ふるさとを追われた人々の苦しみ、何十年にもわたる放射能との闘い・・・こんなに高い発電コストはないと思う。日本が脱原発に進むことを祈る一人である。