長寿遺伝子「サーチュイン」とレスベラトロール | NPO法人生涯青春の会

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ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

1、2012年2月21日 健康のカギは抗酸化作用のある食品を食べる
抗酸化作用が強い食品の説明をうけたので、抗酸化作用の概念を整理したい。
抗酸化作用
抗酸化作用や抗酸化物質というのは健康やアンチエイジングにおいてとても重要なポイントです。抗酸化作用のことを知るには活性酸素というものも知る必要があります。活性酸素はほとんどの病気の原因とさえ言われています。でも一体、活性酸素や抗酸化作用って何なのでしょうか?
まず酸化とは簡単に言ってしまうと物が錆びたり、くさったりすることをいいます。人間の身体も酸化します。人は酸素を取り入れてエネルギーをつくりますが、その過程で一部の酸素は化学変化を起こし活性酸素というものを発生させます。活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを排除する作用も持っていますが、過剰に活性酸素が発生した場合が問題となるのです。添加物が含まれた食品、喫煙、大気汚染、紫外線、ストレスなどは、活性酸素を発生しやすいものとされています。

ですから現代の私たちの生活環境は過剰に活性酸素が発生しやすい状況と言えます。この活性酸素が、人間の身体を酸化させ、動脈硬化などを引き起こし生活習慣病や老化を招きます。その活性酸素を抑えることを抗酸化作用といいます。本来人間はこの抗酸化作用を体内に持っていますが、年齢とともに減っていきます。

そこで抗酸化作用のある食物を摂りましょうと、世間では頻繁に勧めているのです。βカロチン、ビタミンC、E、ポリフェノールなどが、抗酸化作用があると言われています。

2、活性酸素
私たちの身体は食べ物をエネルギー源に変えるときに酸素を必要とします。
その時に一部活性酸素というものが発生します。活性酸素が過剰に発生した場合、酸化という作用が働き私たちの身体の酵素や細胞膜を錆び付かせます。活性酸素が多くなると、それだけ老化が進み、生活習慣病も引き起こしてしまいます。
私たちの身体は元々抗酸化の酵素を持っています。またメラトニンという脳内ホルモンなど強い抗酸化作用があるホルモンも持っています。このメラトニンは眠りのリズムを調整している脳内ホルモンで夜しっかり眠ればメラトニンがたくさん出て、活性酸素を無くしてくれます。しかし酵素やホルモンも加齢と共にその力が弱まっていきます。そこで毎日の生活の中で大量の活性酸素を発生させないように注意して過ごすことが大切になってきます。
注意すべき・避けるべきポイントは以下の通りです。
1.喫煙
喫煙によって活性酸素は大量に発生します。長年喫煙し続けると、さまざまな病気をもたらします。
2.紫外線
長時間紫外線を浴びて、日焼けなどをすると、活性酸素を発生させます。
3.ストレス
ストレスによっても活性酸素が発生します。長期間ストレスが継続しないように気分転換をはかりましょう。
4.飲みすぎ
アルコールも大量に摂り過ぎると活性酸素を発生させます。
5.食べすぎ
私たちの身体は食べ物を摂りいれると、それをエネルギーに変換しようとしてたくさんの酸素を使用します。すると活性酸素も発生しやすくなります。食べ過ぎは肥満の危険とともに、活性酸素の発生という
危険もあるのです。
6.加工食品の摂り過ぎ
加工食品には添加物がたくさん含まれています。この添加物が活性酸素を発生させます。
7.激しい運動
適度な運動は身体にいいのは当然ですが、逆に激しすぎると酸素を多く必要とする分、活性酸素を発生させます。特に中年以降の激しい運動には注意が必要です。
8.環境汚染
工場のそば、交通の激しい大きな道路沿いなど空気の悪い環境に住んでいると、それだけ活性酸素が発生しやすくなります。
活性酸素に負けないためには積極的に抗酸化作用のある
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールを摂ることも大切になってきます。


3、2012年2月22日「長寿遺伝子目を覚ませ」
2011年8月6日放送のNHK番組「長寿遺伝子目を覚ませ」
もDVDを入手した。その概要は以下。
長寿遺伝子として知られる「サーチュイン」。誰もが持つこの遺伝子を働かせることができれば、血管や心臓など臓器や組織の老化が遅くなり、脳の神経細胞も長生きになることが動物実験で分かってきました。アメリカでは、サーチュインの働きを高める方法が研究され、人間では25%のカロリー制限が効果的だと突き止められました。さらにサーチュイン遺伝子の働きを高める薬の開発も始まっています。長寿研究の最前線に迫ります。
2010年11月、染谷慎一博士によってサーチュイン遺伝子の新たな機能が発表され、大きな話題となった。サーチュイン遺伝子を働かせた結果、音を感じる組織「蝸牛」の神経細胞の寿命を延ばすことができたのだ。サーチュインが働くとミトコンドリアを劣化させる活性酸素を消去する物質がつくら、このため神経細胞が長生きになる。染谷博士は、このメカニズムが脳の神経細胞でも働くことを確かめた。
動物実験では、えさを減らしてカロリーを30%前後制限するとサーチュイン遺伝子が働き、老化が遅くなることがわかった。では人間の場合はどうなのか?アメリカでは、人間にとって最も効率的なカロリー制限の方法をつきとめる研究が始まっている。500人が参加したこの実験の結果、適正より25%カロリーを減らした食事を続けることが効果的であることがわかってきた。この実験の参加者は、サーチュイン遺伝子の働きが半年で平均1.5倍近くにアップしたのだ。
赤ぶどうの皮にわずかに含まれる物質、レスベラトロールがサーチュインの働きを高めることが分かった。レスベラトロールを与えたネズミは、通常よりスピードが落ちずに走り続けられることがわかった。老化とともに減っていく筋肉のミトコンドリアが2倍に増え、筋肉が若返ったおかげで持久力も1.5倍になったのだ。レスベラトロールがサーチュインの働きを高めた結果と考えられている。そして大手製薬メーカーの多くが、レスベラトロールのようにサーチュインを活性化する物質の研究を始めている。サーチュインを活性化すれば、老化によって起こる数々の病気、糖尿病や心臓病、アルツハイマー病も予防、治療できる可能性があると言われている。
                     2012年2月22日
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4、CAP-e検査
CAP-e検査はある特定の製品が私達の体内で生きている細胞を酸化ダメージからどのくらい守る力(抗酸化力)を持っているかを測定する検査で、今後業界では標準検査となっていきます。CAP-e検査結果からは2つの重要事項が判明致します。
1点目は、製品が実際に体内の細胞に届いているか(Bioavailability)、そして、2点目は調合したとおりに体内でそのパワーを発揮しているか、です。
ということは、CAP-e検査の結果が良ければ、製品は体内細胞酸化防止の観点から大変意味のある役目を果たす、という事になります。
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5、CAP-e検査結果
エクスフューズ社のマルチボタニカル製品セブンプラス・プレミアムフォーカスは、48という驚異的な数字をマークしました!!
表をご覧ください。この数字はCAP-e (Cell-based Antioxidant Protection in Erythrocytes:キャップ・イー) 検査結果です。48という数字はどういう意味を持つのでしょうか?CAP-e検査結果は、GAE(没食子酸・もっしょくしさん または ぼっしょくしさん)と呼ばれる有機化合物の一種が持つ抗酸化力を基準値として表します。理由は、GAEは大変抗酸化力に優れている有機化合物として知られているからです。GAEと同等の重さの検査対象を用意します。その検査対象の抗酸化力をGAEの持つ抗酸化力を1として比較し、結果を数値で表します。下の表をご覧ください。GAEの抗酸化力を1とすると、セブンプラス・プレミアムフォーカスはなんと驚異的な48を示しています。つまり、その抗酸化力はGAEの48倍ということです。
CAP-e検査はある特定の製品が私達の体内で生きている細胞を酸化ダメージからどのくらい守る力(抗酸化力)を持っているか、を測定する検査で、今後業界では標準検査となっていきます。セブンプラス・プレミアムフォーカスの
CAP-e検査結果からは2つの重要事項が判明致します。一点目は、製品が実際に体内の細胞に届いているか(Bioavailability)、そして、2点目は調合したとおりに体内でそのパワーを発揮しているか、です。ということは、CAP-e検査の結果が良ければ、製品は体内細胞酸化防止の観点から大変意味のある役目を果たす、という事になります。比較対象として、競合他社2製品からも検査結果を求めてみました。競合他社製品のうち1社の製品は、残念ながら数値が1にも満たず、検査結果として記録することが大変困難でした。
また、もう1社の製品は1.2を示しました。
上記の検査結果を受けて判明したことは、セブンプラス・プレミアムフォーカスは現在市場に出回っている栄養補助食品のなかでも、桁外れに抗酸化力に優れているドリンクタイプの栄養補助食品だと言えます。まさしく、エクスフューズは、マルチボタニカルドリンクの第一人者であることを、確かな自信と誇りをもって皆さまにご報告いたします。
VCN
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6、サーチュイン遺伝子を活性化する【レスベラトロール】とは
サーチュイン遺伝子とは?
http://サーチュイン遺伝子.com/
サーチュイン遺伝子とは?
レスベラトロールの説明をする前に、サーチュイン遺伝子の説明をしておきます。 老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子が見つかりました。(発見者:マサチューセッツ工科大学生物学部のレオナルド・ギャランテ教授)
「サーチュイン遺伝子」というその遺伝子は、特別な人でなくても、誰もが持っていて、うまく働かせられれば平均寿命は100歳を超えると言います。ギャランテ教授の実験では、サーチュインでショウジョウバエの寿命は30%向上、線虫の寿命は50%も増加したそうです。
「サーチュイン遺伝子」は最初に酵母で見つかり、その後、ハエ、ネズミ、サル、ヒト、と、地球上のほとんどの生物が持っていることが分かっています。動物実験では、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって、寿命が20~30%延びることが確認されています。
老化をもたらす具体的な要因が最新の研究で分かって来ていますが、サーチュイン遺伝子がONになると、指揮者のように働いて、100近くの老化要因を抑える効果があるとか。いわゆるアンチエイジング効果です。
その結果、肌、血管、脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるのだと考えられています。
この遺伝子はすべての人が持っていますが、普段は眠っていて働かないようです。しかし、働かせる簡単な方法も分かってきています。その秘密が、次にご紹介するレスベラトロールにあります。
レスベラトロールとは?
レスベラトロールは、ブドウの果皮や落花生の種皮に含まれるポリフェノールの一種です。近年「ポリフェノール」という言葉は、テレビコマーシャルや商品パッケージなどで盛んに使われるようになりました。
注目されるようになった理由は、ポリフェノールの持つ強力な「抗酸化力」にあります。体内に発生した過剰な活性酸素(生活習慣病、ガン、老化等の要因と考えられている)を消去する働きが認められています。
このレスベラトロールが、ヒトの持つ「サーチュイン遺伝子(長寿関連遺伝子)」を活性化し、寿命を延ばしてくれるようです。
寿命を延ばす以外にも、様々な効果もあると言われており、現在検証が進んでいる、今注目の成分です。ウィキペディアでは「近年、サーチュイン遺伝子を活性化することもわかっている。」と書かれています