中東の混乱収まる1りそうもない | NPO法人生涯青春の会

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ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

                        2011年3月7日 
68、バーレーンで4日、10万人超の大規模デモ-政権への圧力増す編集する
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60582532&comm_id=5324294
69、リビア:政府軍が西部アズザウィーヤへ猛攻 激しい戦闘に
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60603370&comm_id=5324294
70、サウジ当局、抗議デモをあらゆる手段で阻止と声明
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60613898&comm_id=5324294

 フランス革命以来の西側の政治文化が全く流れていないのが中東地域だ。民主化を求める西側の政治文化・・・中東の独裁者にとってはこれほど厄介な動きは無いだろう。

 デモに端を発したリビアは内戦状態になっている。東部で結成された反政府勢力の政治組織「国民評議会」の中核を担うアブドルジャリル前法相は「生きるか死ぬか。全土を解放するまで戦い続ける」と徹底抗戦を呼び掛けている通りまさに内戦状態だ。

 バーレーンの首都マナマでは4日、10万人を超える参加者が集結したデモが発生している。バーレーンの人口は73万人でこのうち10万人が結集したというから驚きだ。国の面積の25%が米軍に基地となっている。中途の問題はアメリカの問題でもある。

 人口2450万人サウジアラビア内務省は、街頭での抗議活動を厳しく取り締まるとの声明を発表している。当局は声明で、「法を犯し社会の秩序を乱そうとする者は、治安部隊があらゆる手段を用いて阻止する」と警告した。サウジアラビアでは、デモやストライキなどの抗議活動や抗議を呼びかけることは「イスラム法や同国の社会の価値観、習慣に反するもの」として、すべて禁止されている。12世紀のイスラム法で現代を統治出来るのだろうか。

 サウード家を国王に戴く絶対君主制国家で、世界一の原油埋蔵量を誇る国であり、石油(原油)を世界中に多く輸出している。ここにも民主化の嵐が吹きまくると、世界の石油市場が大混乱の危険がある。絶対君主制国家が民主化の危険にさらされている。果たして歴史はどのような判定を下すだろう。