12、残暑:「来月も厳しい」 熱中症搬送、既に昨年比4.6倍 /新潟 | NPO法人生涯青春の会

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 厳しい残暑が続く。新潟地方気象台によると、新潟市中央区では8月の平均気温が上旬で平年比3度高い29・6度、中旬で同1・5度高い28・1度。高温続きによりナシの生育が遅れるなど農作物にも影響が出始め、熱中症による救急搬送者数も既に昨年の4・6倍に上る。9月に入っても暑さは続く見込みといい、同気象台は農作物の管理や熱中症への注意を呼びかけている。【畠山哲郎、川畑さおり】

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 ◆死者5人

 県内で熱中症とみられる症状により救急搬送された患者は、7月1日から今月22日までの間で1018人に上る。このうち死者は5人。7~9月で、08年は421人(死者0人)、09年は221人(同)だったのに比べ、大幅に増加している。

 新潟地方気象台によると、9月も県内は高気圧に覆われ、厳しい残暑が続く見込み。熱中症に詳しい国立環境研究所の小野雅司研究員は「長期間、高温にさらされていることで疲れがたまり、体調を崩しやすくなる。9月に入り多少涼しくなっても引き続き注意してほしい」と話している。

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毎日新聞 2010828日 地方版

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100828ddlk15040188000c.html