毎日新聞 2010年7月22日
日本チェーンストア協会が22日発表した10年上半期(1~6月)の全国スーパーの売上高は6兆488億円で、比較が可能な店舗調整後では前年同期比4.3%減となった。上半期としては14年連続で前年実績を下回り、下落率は01年以来の大きさだった。
デフレ下で消費者の節約志向も強い中、商品の販売単価が下落し、売り上げ増に結び付きにくかった。チェーンストア協会は今後について「経済の先行きが明るくならなければ、前年比プラスは困難」とみている。
品目別では、食料品が4.2%減、衣料品が5.1%減と落ち込んだほか日用雑貨品や家電製品も不振だった。
一方、6月の売上高は前年同月比1.4%減の1兆73億円で、19カ月連続の減少。ただ、衣料品は大手スーパーの割引セール効果などで4年半ぶりにプラスに転じた。
毎日新聞 2010年7月22日 21時44分