米国で発売された米アップルの新型情報端末「iPad(アイパッド)」=ロイター
【ニューヨーク=小谷野太郎】米アップルは3日、新型情報端末「iPad(アイパッド)」を米国で発売した。
米国では事前購入予約が殺到し、店頭には徹夜の行列も出来るなど人気が高まっている。
iPadは、アップルの携帯電話「iPhone(アイフォーン)」を大型にしたようなデザインで、電子書籍や動画、ゲームなどを、9・7型のタッチパネル操作で手軽に楽しむことが出来る。米国での販売価格は499ドル(約4万7000円)から。日本では4月下旬に発売予定だ。
「従来のノートパソコンを脅かす」(米ウォール・ストリート・ジャーナル紙)など、米メディアの前評判も高く、今年の世界販売台数は、700万~1000万台に達するとの予測もある。
米ニューヨーク・タイムズ紙などの大手メディアや出版社は、iPad向けに順次コンテンツを供給する予定で、電子書籍の普及に弾みがつくと見られる。
(2010年4月3日22時52分 読売新聞)