2002年8月30日日々の映像からの転載
今日は何を書こうかと、随分と迷った。書きたいと思うテーマが余りに多いのである。よって、ストレスと題してあれこれととりとめの無い雑文を書くことにした。
8月25日、5頭目の狂牛病の牛が確認された。この問題でどれだけ多くの人たちがストレスを感じたか分からない。未だにこの感染ルートが明らかになっていない。
今発表されているのは、このBSE感染牛が「全国農業組合連合会の子会社、科学飼料研究所」(8月25日 毎日)で製造された代用乳が与えられていたことぐらいである。ただし、この代用乳が原因での感染であったとの発表ではない。
その後、全頭検査前の牛肉の買い上げが決まった。しかし、その手続きは業界団体への丸投げであった。ここで族議員が動いたというが、この意図が分からない。そして、解体処理証明書などの添付も省略された。言ってみれば、いくらでもごまかせるシステムが出来上がった。この制度を悪用する人が出ると事前に考えなかったのだろうか。この農林行政の進め方の責任は重いと思う。
大企業と言ってもその末端の職場は、数字に追われて苦しむ人間の集まりだ。この制度を利用(悪用)して不良在庫の処分をしようと考える社員が出てきても不思議ではない。
この制度を悪用した社員が出た雪印食品、日本食品は会社解散に追い込まれた。いくらでも悪用出来る。システムを作っておいて、この悪用が明らかになると会社の解散まで追い込まれる。この社会の体質・体制が果たして良いと言えるのだろうか。
食品関係のメーカーは、1つ間違えればトップブランドが崩壊するというストレスの風が吹きまくっている。
無認可の香料を出荷したとして、食品衛生法違反となった協和香料科学は、5月末からの無期限の営業禁止命令を受けている。ここは約80人の従業員全員を8月23日付けで解雇した。
違法行為があったとはいえ、無期限の営業禁止命令では会社の解散命令に等しい。違法に対して、これだけ追い込む権限が行政にあって良いのだろうか。協和香料科学は食品衛生法を盾に行政の力を天下に示す「いけにえ」にされたようだ。
今月に入って、最も激しいストレスを感じている企業は日本ハムだろう。ここは、雪印食品と同じく、法的に根拠が無い販売自粛指導にあっている。武部農相は「厳格に経営のけじめをつけてもらわない限り・・・」(8月27日 毎日)と販売自粛を解除しないでいる。行政がこの時とばかりに権限を振り回せば、日本ハムは第2の雪印の道に進む危険性が出て来る。行政がこれほどの支配力を持ってよいのだろうか。
ストレスという題で少々書き始めていると、八月一七日に書いた「アメリカの恐怖」を思い出す。「テロが必ずアメリカを攻撃してくる」と信じているのだから、かなりのストレスだ。再び、同時多発テロのような攻撃があるのだろうか。何故、テロたちは、わが身を犠牲にしてまで攻撃に参加するのだろう。アメリカという大国に必要なのは「なぜ、テロたちは我々を狙うのか」との自問でないか。
ストレスと肝臓の悪化、ストレスと心筋梗塞の関係は明らかになっている。ところが、脳卒中の死亡にもストレスが深く関与しているようだ。これは日本で行なわれた調査であるが、女性4万3000人(40~79歳)の追跡調査によると「日常ストレスが多い」と答えていた女性が、脳卒中で死ぬ確立は「少ない」と答えていた女性に比べ二倍であったという。
ものごとは、人によって受け止め方が異なる。前段のアメリカも「テロが起こらないよう
平和的な努力をする」と行動するか「必ず攻撃してくる」ではストレスの度合いが違う。個人のストレスも同じような傾向がある。個人のストレスを緩和するカギは、人の生き方に大きな示唆を与える文学であると思う。
最近引用した記録
17、奇奇怪怪日本で認められている添加物
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10396113010.html
18、カドミウム汚染農地
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10396880406.html
19 、 食品添加物1人当たり26キロも食べている
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10398085200.html
20、 夜のコンビニ(強い照明)体内時計を遅らす
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10399016483.html
21、ゲームで頭がおかしくなる
http://ameblo.jp/syogai1/entry-10401292822.html
22、カドミウム汚染米