2009年10月29日 日経
24日までの1週間でインフルエンザを理由に休校や学年・学級閉鎖などの措置を取った小中学校や高校、保育所、幼稚園などは1万3964施設だったことが28日、厚生労働省のまとめで分かった。ほとんどが新型インフルエンザとみられる。1万施設を超えたのは初めてで前週の8534施設から約6割増加した。
厚労省の担当者は「大都市を中心に本格な流行に入っている。各自治体は患者の増加に備え医療体制の確保に努めてほしい」としている。
施設別では、小学校が7483施設で全体の約半数を占めた。次いで中学校(3938施設)、高校(1289施設)、幼稚園(866施設)、保育所(225施設)だった。感染の中心となっている小中学校だけで全体の8割を超えた。把握できた患者数も前週より約5万2500人多い21万3826人に増え、20万人を超えた。(28日 21:31)