「地震の影響で、熊本県内では公立と私立の小中学校や高校、それに特別支援学校の3分の2が一時休校しましたが、今週、すべての学校が再開します。」との報道が今朝ありました。
被災された書道教室でも「生徒さんもなかなか筆を執る気持ちになれなくて」と休講を余儀なくされている教室もございます。私たちは筆を執ることができるありがたさをしっかりと噛みしめ、被災された仲間の一日も早い復帰を願いたいものです。
先日熊本の先生から「書美院の30周年作品展は熊本での開催予定でしたが、変更がありますか?」との問い合わせを頂きました。会場として予定している熊本県立美術館は、熊本城の城内にあります。地震後の変わり果てた熊本城の姿を報道で目にされた方も多いことでしょう。美術館も地震及び余震に伴い、美術品文化財等の保全保護と施設設備等の安全確認のため臨時休館しておりますが、5月28日に再開館が決定したようです。今後美術館側との連絡を密にし、計画通り平成30年の記念作品展開催に向け着実に歩みを進める方針には変更はございません。
私たちは書道で結ばれた仲間です。私たちに出来ることは、書道を通して被災された仲間にエールを送ることです。そして、30周年記念行事の熊本開催を実現することこそが復興支援だと考えます。皆で力を合わせ一歩一歩前進しましょう。