最終章に術後肛門痛の理学療法をまとめます。
1. 肛門の筋肉のマッサージ
勉強ノードに括約筋の硬直に対してマッサージ治療の記述がありました。しかし、現実上、外来に忙しい先生に時間をかけて診療点数も付けられないマッサージを実施してもらうことがは難しいと思います。![]()
2. 肛門管内低周波電気刺激
括約筋を支配する神経の働きが悪くなっている時に、低周波の電気刺激を与えて括約筋を活性化させたり、神経の痛みを和らげます。 (高野病院HPにより引用)
文献から低周波電気刺激による直腸肛門痛に対する効果:
宇都宮高賢 · 2005 :"肛門管組織血流量,血流速度は低周波電気刺激により男性で64%,女性で33%の有意な増加がみられた"
小村憲一 · 2022:"肛門管内低周波電気刺激療法は,13 例中 10 例が改善"
3. 近赤外線照射
体の深部にある神経にまで浸透する近赤外線を当てて神経などの炎症を取り除きます。(高野病院HPにより引用)
文献
市川砺波総合病院リハ科が発表した論文があるようですが、無料閲覧できず、残念でした。
ペインクリニックに近赤外線照射設備があるので、受けやすい治療だと思います。![]()
4. ハリ治療
血行の改善を促し、個々の症状に合ったツボや圧痛点を選んでハリ治療をし気の流れを良くします。神経機能を調整して愁訴を回復させます。これにより自然治癒の増強を目的としています。(高野病院HPにより引用)
勉強ノートにツボを刺激する治療が書かれていますが、都内に実施する肛門科は見つかりません。
後記:
理学療法の課題として、ほぼ保険として認められていないようです。
それは、理学療法を肛門痛治療に活用するのに一番大きな壁だと思います。
肛門痛治療の課題として、術後の後遺症を治療できる肛門科は少なく、全面的な治療を揃える施設は1軒もないのが現実です。![]()
renko108さんに貴重な情報を頂き、文章を修正しました。renko108さんにお礼を
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私は医療従事者でありません。医学知識を教えているわけではありません。医療施設に対する評価や薬の推奨などもしません。
私はただの術後の後遺症に苦しんでいる患者です。自分が良くなるために勉強しています。間違えたところがありましたら、ご教授していただければ助かります。