理想の大人を演じるのは危ない
特に子育て中の人が、自分の両親は毒親と気づいたら、自分も毒親にならないように、気をつけながら一生懸命になっていると思います。
毒親育ちの大人が毒親にならないようにするためには2つポイントがあります。
自分がされた嫌なことは絶対にしない
自分の親にならないようにと頑張り過ぎない
一つ目はわかりやすいですね。
なんでも干渉してくる親が嫌だったなら、干渉しないようにする。
買い物や習い事など、何かとついてくるのが嫌だったなら、できるだけ一人で過ごさせる。
などです。
自分が子供の頃にどんな親が嫌だったのか、考えたらすぐ答えが出てきます。
それをしなければいいだけ。
では、2つ目ですが「毒親にならないように」と完璧を目指そうとするのが危険です。
この「完璧」や「理想像」が世間の声や自分の思い込みに偏っている可能性があるからです。
そもそも、完璧を目指したり、「こういう大人でいなきゃ!」って思っているのはすごく疲れます。
そして、自分が頑張っているのだから!と周りにも「完璧」や「頑張り」などを強要してしまい、かえって毒親になる恐れもあります。
子育ての主役は子供
子育ての主役は子供であり、親でもない。ましてや世間体や一般論なんかではありません。
大切なのは子供がどう感じているのか、何を望んでいるのか
そこに対して、承認したり、共感したり、目線を合わせる必要があります。
しかし、毒親に育てられたり、「理想の親」を演じようとしている大人には、
今ひとつ正解がわからなくなるため、世間の声にすがりたくなるもの。
「普通は家族ってこういうもの」
「母親はこうあるべき」
「父親はこうあるべき」
なんていう「べきべき論」が正しく思えてきます。
しかし、それは子供の気持ちや欲求を無視しています。
もちろん、全てに応えることは単なる甘やかしで、心の成長を妨げることになります。
特に、健康や危害が及ぶことは悪いことだと伝えることは必要です。
ただ、そこにも子供には子供なりに「理由」があるのです。
にもかかわらず、大人が耳も傾けず、子供の気持ちを汲み取らず、
頭ごなしに否定され、ダメだと言われたら、
それこそ人格否定されているように子供は感じるのです。
毒親に育てられた人、自分はそうしたくないと思うなら、
「自分がされて嫌なことは人にはしない」
それを徹底することが大前提です。
可愛くて可愛くて、仕方ないのもわかりますが、
それは大人の勝手な都合です。
子供だって、一人の人間。
大人の所有物でも、アクセサリーでもなんでもありません。
そこには尊厳があってしかるべきと考えます。
子供が何を欲しているのか、
何を拒絶しているのか、
可愛がるよりなにより、
本人の気持ちに耳を傾けることが必要ではないでしょうか?
