落下の王国を見た。
うう~~~ん。なんだろうな。すごかったよ。でもドヒャ~~~~!!!ってかんじの凄さじゃない。
じわじわ・・・となんか、すげ~もん見たかもな~~~って感じの凄さ。
ほとんど前情報無しで行ったけど、映像美がすごい、みたいな話だけ聞いてた。でもそんなに映像美がサイコーすぎる!って映画だとは思わなかったな。もちろん良かったしウリにはなってるんだろうけど、別にストーリーも結構よかった。
僕がこの映画において一番良かった、つまりこの映画でしか味わえない味だと思った部分は異様に多い”なんかのメタファーとか引用なんだろうな”ってとこ。
ちょうど落下の王国を見る前にシンゴジラを見直してたんだけど、やっぱり災害が起きた時のサイレンとか、ニュースの時のテレビ画面のワイプと文字列の画面割だとか、あれに感じる感情って日本人とそれ以外では相当違うと思う。落下の王国はまさにその外国版というか、その国の人がみたらわかる部分がいっぱいあるんだろうな~っていうのをすごく感じた。
だから基本的にはわからない!まみれの映画だったんだけど、わからないなりにも感じることはあって、それは心地よいわからなさだった。とりあえず意味深にやってるとか、小難しい文脈を持ち出してるだけ、みたいなわからなさじゃなくて、僕がわからないだけですごく誠実に、意味のあるものが僕の理解の及ばない遠くの方で形作られているんだろうな、って思えるわからなさだった。
だから見終わった後は面白い、面白くないじゃなくて「わからん!でもよかった!」って言ってた。
わからんけど良かった作品です。あと終わり方がマジでよかった。