Symphonia

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植物の香りから聴こえる調和の世界。

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ハンガリーウォーターとは…

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「ハンガリーウォーター」は、レシピの残っている中では
もっとも古い香水といわれていて、「若返りの香水」
とも呼ばれ、次のような逸話が残っています。


*

1370年頃、70歳を超えたハンガリーの王妃は、
リューマチに悩まされながら、王亡きあとの
寂しい日々を過ごしていました。

そんなある日、王妃はポーランドの若い王の
肖像画を見たとたん、一目惚れをしてしまいます。

そして何とか昔の容貌を取り戻し、
その王とお付き合いしたいと思うようになりました。

そこで、遠い森に住む隠者に相談に行きます。
その途中でみすぼらしい身なりの男(実は隠者)に
会いますが、心優しい王妃はその男に
マントと食べものを与えました。

感謝した男は王妃に「若返りの香水」の処方を
教えました。王妃は喜んで、その処方どおりに
香水を作って試してみました。

すると日ごとに美しくなってゆき、リウマチも良くなり、
若返っていき、ポーランドの王から求婚されたとのことです。

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(このブログより転載させていただきました)
http://plaza.rakuten.co.jp/iyashinomori/diary/200609020000/



そして、このハンガリーウォーターにはたくさんのレシピがあります。

それらを参考にしながら作ったオリジナルレシピが、これ。

・無水エタノール  10ml
・ローズウォーター 90ml
・HECT(ケモタイプ精油) 
  ローズマリー・ベルベノン 12滴
  レモン 4滴
  ローズ 2滴
  ネロリ 2滴

白いテーブルの上にフレッシュなレモンとオレンジ、
そしてその向こうにバラとローズマリーの庭がある…。
そんな風景が見えてくるような香りになりました。


残暑で疲れたお肌や髪に。
リフレッシュ用のルームコロンとして。

それからハンガリー王妃のように、若返りの魔法の薬として。



自然の力を、心や身体に取り込みましょう。
友人の息子さんが、手術を受けることになりました。

病気は、身体的にも精神的にも辛いことです。
そして、どうなるかわからない将来のことばかり考えて、
ますます疲れてしまいます。
本人はもちろんのこと、お母さんである友人が、実は一番
精神的に追いつめられているようです。
息子が病気になったのは、自分のせいだ、と。
自分に当たるはずの罰が、息子に向かったのだ、と。

そんなことは絶対にありません。
でも、そう思うことで、自分を納得させようとしているのですね。
理由も何もわからないという状況が、本人にとっては一番辛いのです。
だから、どうにか、自分の中で、つじつまを合わせようとしている…。

話していると、友人の気持ちが痛いほど伝わってきます。
代われるものなら、代わってやりたい、と。

母親ならだれもがきっとそう思うでしょう。
子どもに何か、予期せぬことが起きると、身代わりになろうとします。

けれども…。
だれも、代わってあげることはできないのです。
本人がその辛さを乗り越えるまで、傍で見守り、
元気を与え続けることしか、できないのです。
親とは、そういう存在なのだと思います。

友人家族に与えられた、大きな試練。
きっと乗り越えてくれると信じて、私も見守ることしかできません。

手術の日まで、心と体の緊張を解いて、なんとか気持ちを明るく
過ごしてもらいたいと思い、一緒にトリートメントオイルを作りました。
みんなが好きな、柑橘系の香りです。

友人が選んだのは、
■ベルガモット
■マンダリン
■プチグレン
の3つ。

どれも、リラックス効果が高く、気持ちを明るくしてくれます。

丸く黄色い太陽のような柑橘類のエネルギーが、友人を癒してくれることを願っています。

$Symphonia-シトラス・トリートメントオイル
こんにちは。

冬になると、冷たさで血管が収縮し血液の巡りが悪くなりますね。
そのため、皮膚がかさついたり、弾力を失ったりしがちです。

私は肌が薄く何に対しても過敏で、
炎症を起こしやすく、乾燥もしやすいのですが、
今年は、この時期になってもまだカサカサしていません。

理由を考えてみたら…。
先月風邪を引いて、咳が止まらないので作ってみた、
フランキンセンスのジェル。
胸や喉に毎日塗っていると、いつの間にか症状が消えていました。
確かに効果があったのです。

$Symphonia

そして余ってしまったので、もったいないなと思い、
洗顔後、ローズウォーターをスプレーした後に塗っていたのです。
その上に、愛用のハンドクリームも塗っているのですが、
あきらかに、昨年までと様子が違います。
(ハンドクリームを侮ることなかれ!
 手も顔も同じ皮膚でできています。
 高級フェイスクリームに勝るとも劣らない配合成分を確認した、
 長年愛用のハンドクリームなのです)



フランキンセンスの精油が皮膚の若々しさを保つことは有名で、
エジプトの女性は若返りのパックとして用いていたそうです。
(『はじめてのアロマテラピー』佐々木薫監修 池田書店刊)



通年手放せなかった高価な美容液を、今、使わずに済んでいます。
美容液とフランキンセンス・ジェル。
費用としては、50分の1ぐらいかもしれません…。


お肌にも、お財布にもやさしい、アロマテラピーのお話でした。


今日も自然の恵みに感謝です。
今月初めに引いた風邪が長引いて、
夜中に咳が止まらずに体力消耗、睡眠不足でフラフラ…。

自分なりに選んだ精油をいろいろと試していたのですがいまひとつ。
そこで友人にアドバイスを求めたところ、
フランキンセンスの精油を勧められました。


【フランキンセンス】***************************************

アラビア半島南部のオマーンや北東アフリカのソマリア、
インドなどに生育するカンラン科ボズウエリア属の樹木から採取
される乳白色の樹脂。
乳香ともいう。
乳香は没薬(もつやく。ミルラ)とならび、古代エジプトにおいて
最も貴重で神聖なものであった。
また乳香は、イエス・キリストの誕生を祝い、没薬、黄金とともに
東方の三人の博士達が捧げた贈り物であった。
黄金は現世の王、没薬は人を病から救う医師、そして乳香は神を
寓意している。
心を落ち着かせ集中力を高める香りとして、古代より宗教儀式に
用いられてきた。

モノテルペン炭化水素類が主な成分。

抗鬱作用、免疫刺激作用、抗カタル作用、呼吸器系の鎮痛作用、
去痰作用、収れん作用などがある。
************************************************************


『スピリットとアロマテラピー』ガブリエル・モージェイ著
(フレグランスジャーナル社)によると、

「フランキンセンス油には抗カタル作用と去痰作用があり、
特に神経性の緊張を伴う気管支炎や喘息にも役立ちます。
この精油は「呼吸を深くする」といわれ、胸部の「緊張」を
解消する助けとなります」(P95)

とあります。


このフランキンセンスを、水性の「ケンソー ジェル・ナチュレ」
に混ぜてみます。

$Symphonia

ガラスの化粧瓶にジェルを入れ、精油を5滴。
綿棒でかき混ぜて、できあがり。


このジェルを胸に塗ると、穏やかな香りが肌と服の隙間から
上がってきます。
皮膚からの吸収と、鼻からの吸入で、ダブルの効果。

水性ジェルなので、服に付いても大丈夫。
精油はよく植物油で希釈するのですが、服にシミになるので、
こういうときに、水性ジェルは重宝します。


別の友人からのアドバイス。
リフレクソロジーです。
足の裏、親指の付け根のところを押すと、確かに痛い。
そこは、喉の反射域、なのだそうです。
両足とも、その部分をやさしく押してみました。


もう一人の友人からは、少し頭を高くして休むように、と。
これは、水毒である私には適切なアドバイスでした。
昼間、下半身に滞っていた水分が、横になることによって
上半身へ上がってきて肺を圧迫するので咳が出る、という
ことを、以前、漢方に詳しい薬剤師さんから聞いたことを
思い出しました。


親身になってくれる友人達のおかげで、1日で本当に楽になり
ました。
やさしい人たちに囲まれていることに、あらためて気づかされ
ます。

身体の不調は、何か間違ってるぞ、というサイン。
最近の生活や、心の状態を振り返ってみるチャンスです。


いろんな気づきをもたらしてくれた風邪に、感謝しています。


もうすぐクリスマス。
12月に入ったら、早速アドベントのデコレーションをします。
フランキンセンスの香りに包まれて、
少しずつ、神聖な気持ちになっていきます。



春に風邪を引いたときの記事はこちら。
http://ameblo.jp/symphoniarom/entry-10518395071.html

どうやら季節の変わり目に、私は体調を崩しやすいようです。
自分の身体の癖を知っておく、ということも体調管理には大切かもしれませんね。


昨日から、くしゃみ、鼻水がひどいのです。
秋の花粉症かもしれませんが、風邪の初期症状との見分けがつかないので、とりあえず鼻と呼吸器のケアをしてみます。

マグカップに熱湯を入れ、そこへ抗感染作用の高い精油を落とします。
今日は、シナモスマ・フラグランス、ローズマリー・シネオール、ユーカリ・ラディアタの3種類。
それぞれ2滴ずつ。
(今日使用したのは、マダガスカル産シナモスマ・フラグランス、モロッコ産ローズマリー・シネオール、オーストラリア産ユーカリ・ラディアタです)

$Symphonia-風邪アロマ

カップの上に顔を近づけ、目をつぶって普通に呼吸し、立ち上る香気を吸入します。
どれもすっきりした香りなので、頭や鼻のもやもや感が解消されていきます。
大地に根付き、陽の光、雨や風に育まれ、精油となって茶色の小瓶に詰められ、外国からはるばると私のもとへ旅をしてきた植物たち。
ありがとう、ありがとう。


仕事などで、手に精油の香りや油を付けたくないときに簡単にできるアロマです。
今、私のパソコンの、左にアロマのマグカップ、右には生姜入りの黒砂糖を入れた紅茶のマグカップ。

間違ってアロマのお湯を飲んでしまわないように要注意!ですね。
Symphonia-ラベンダー


玄関のプランターで育ったラベンダー。

春から何度も収穫しました。

明日から11月。

これが、今年最後の収穫になりそうです。



玄関に飾りました。

良い香りが漂います。

帰宅した家人の笑顔が、楽しみです。
残暑が続いていたのにある日突然涼しくなり、10月に入ってようやく衣替えをしたと思ったら、もう11月。
桜、ナンキンハゼ、銀杏などの街路樹が、どんどん色づいていきます。
この時期、歩道の吹きだまりの落ち葉を踏みながら歩くのが好きです。
カサコソ、パリッと乾いた音を立てながら歩く。
秋を噛みしめながら、一歩一歩、歩く。

頬に当たる風は乾燥しています。
手の甲に細かい亀裂が入ります。
冷たい風に当たって、きっと頭皮も縮こまっているはず…。
外気にストレスを受けたお肌をいたわるのは、バスタイム前後が最適です。
今日は頭部のケアをご紹介します。

まず頭皮。
フケが気になる時に私が使うのは、ローズマリー・シネオール。
手のひらに取ったファーナスオイル(スイートアーモンドオイルでもホホバオイルでもOK)に1滴落とし、よく混ぜてシャンプー前の頭皮をマッサージします。
そのまま蒸しタオルで巻いて、シャワーキャップをかぶり、入浴。
最後に純石けんで2度洗いし、リンスをして、できあがり。

髪の毛の乾燥が気になるときは、シアバターでヘアパック。
多すぎない量を手のひらで柔らかくしてから毛先を中心に伸ばします。
蒸しタオルで巻いて、シャワーキャップをかぶり…その後は上記と同様に。
http://www.pranarom.co.jp/product/bath/index.html


寒いからといって外出する楽しみまで減らしてしまうのは、もったいないですね。
暖かくして出掛け、深まりゆく秋を堪能し、外出から帰ったら十分にケアをする。
ケアをしている間、心も身体もリラックスできるのは、季節の移り変わりが程よい緊張感を与えてくれるから、なんですよね。


四季のある日本。
美しい国、日本が大好きです。

こんにちは。
ずいぶんご無沙汰してしまいました。

季節は、すっかり秋。
一番好きな季節です。
昨日、オペラを聴いた帰り道、ふと見上げると、
キリリと澄んだ空にたくさんの星が輝いていました。
音楽や、自然や、人。
美しいものに触れると、「素晴らしい!」と思うと同時に、
自然と神さまに対する感謝の気持ちが湧いてきます。
何教の神さまというのでもなく、強いて言えば宇宙の創造主。
Something Great。

果物屋さんで真っ赤な紅玉に再会しました。
毎年、秋になって、北の方から旅してきた新鮮なりんごに再会
すると、
「ようこそ!いらっしゃい!」
と心の中で声をかけます。
そして、つやつやして深みのある色を見ていると、
アップルパイを作りたくてたまらなくなります。
アメリカはニューイングランド地方に伝わる、
シンプルで力強いアップルパイ。
夏の間できなかった焼き菓子作りが、
また私のルーティンに入ってきます。
週に2回、多いときは3回。
「ただいま! う~ん、いい匂い!」と、学校から帰って
来るやいなや目をつぶって、おもいっきり深呼吸する息子の顔
を見るのがうれしくて。

さて、そんな心がじんわり温まるようなアイテムが、
日々の生活の中に増えてくる季節ですが、
お肌の方は、乾燥気味…。

そこで、お肌も温めちゃいましょう!
ずぼらな私にもできる簡単フェイシャル・スチーム・パック。

1.純石けんでやさしく洗顔。
2.美容液をたっぷりと肌に馴染ませる。
3.美容オイルまたはクリームの油分で美容液を閉じ込める。
4.濡らしたタオルをポリ袋に入れレンジアップし、
  細長く折って、隙間ができないように顔にのせる。
5.手のひらでプレスして顔の形にタオルを馴染ませる。
6.タオルが冷たくなる前に外す。
7.お肌のたるみが気になる場合は、水道の水でパッティング
  をしてお肌を引き締める。

タオルを外すと、少し腫れぼったかった目元がスッキリ
しました。
血液やリンパの流れが良くなったのでしょう。
気分もスッキリするので、少し時間があれば朝からするのも
お勧めです。
お化粧のノリもずいぶん違ってきますよ。

蒸しタオルを作る時にお勧めの精油。
ローズ、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズウッド、
サンダルウッド…。
ご自分のお肌の傾向や香りの好みで選んで下さい。
好きな香りでのスチームパックは、心も身体もリラックス
できます。



簡単で、経済的な、ちょっとしたケア。
素敵な秋を楽しむためにも、心がけようと思っています。
  
旧暦で、九月九日が重陽の節句。
今年は10月16日がその日にあたります。
http://www.ajnet.ne.jp/dairy/index.hpml?yy=2010&mm=10&history=-1

いけばなでは、四節句に特別に花をいけます。
3月3日が桃の節句、5月5日が端午の節句、7月7日が七夕、そして9月9日が重陽の節句。
そして、床の間に正月花をいけるのが、大晦日の最後の仕事。(私の場合)

重陽の節句の楽しみ方を紹介してある記事を見つけました。(4ページあります)
http://allabout.co.jp/family/seasonalevent/closeup/CU20050823A/

菊湯について。(キク科の植物にアレルギーのある方はご注意ください)
http://www.yunokuni.com/bath12/0409.html

皇室の御紋でもある菊。
どれかひとつでも参考になさって、菊の花をお楽しみください。

私は菊の高貴で清浄な香りが大好きです。
梅雨はまだ明けないみたいです。

インターネットの接続変更のため工事の人に来てもらうことになった日の前日、電話機のある部屋を徹底的に片付けて、掃除をしました。
あれ? なんだかカビ臭い。

よーく見てみると、机や書棚などの家具の下部に、うっすらとカビが…。
風通しの悪い部屋なので、梅雨時は当然そうなるのですね。
家具だけでなく、畳にも生えている可能性が…。
実は私は電話嫌い。
こちらの都合に関係なくセールスや用事の電話がかかってくるのが嫌なんです。
こちらからかけるのも、気が進まないし。
だから、用事はほとんどメールで済ませます。
好きなときに送れるし、好きなときに読みに行ける。
それで、不便な一番奥の部屋に電話機を設置していたのです。

しかし、カビとなれば、放っておくわけにはいきません。
そこで、徹底的に拭き掃除をし、乾拭きし、扇風機も回して、仕上げに畳にアロマスプレー。
開封して時間が経ってしまい体には使えないけれど、捨てるにはもったいない精油が何本もあったので、スプレー瓶に消毒用アルコールを入れて、そこへ精油を惜しげもなく投入。
いろんな精油が混じってしまったけれど、精油のキャリーボックスを開けた時のような複雑な香りになって、それはそれでオーケーです。

工事の人が来るまでの間に、その部屋はとても清浄な香りになりました。

そのスプレーは、玄関の靴箱の中、息子の脱いだ靴の中、キッチンの生ゴミ入れの中などにも使えて、重宝しています。

カビ臭が消え、古い精油を捨てずに済んで、一石二鳥です。