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symbolic path

視覚的な感覚が心に与える影響などを徒然に

`背中越し`

 

 

彼女が見つめていた映像、母のこぐ自転車の背中越しに見える風景。

見慣れている日常の中の変化を読み取り、嬉しそうに母に教えてあげる。

母は、なんと答えてあげていたのだろう?

母は、考え事していることが多かったのかもしれない。日常の忙しさに埋もれながら、話し半分で彼女の子供的な話を聞いていたかもしれない。

 

子供目線からみる母の肩は、ある日には、悲しそうに見え、ある時は、頑張りすぎて無理をしているように視えた。

 

上の空の答えが返ってくると、彼女は、沈黙するしかなかった。

母に伝えきれなかったことを、熊に報告していたのかもしれない。

 

熊は、いつものようにその三脚の上のカメラ状態で、だまって、だけど、その存在感が愛情の深さをただただ、聞くことに捧げていたのだと思う。